「当然です。私はコマリ様のことを宇宙でいちばん愛していますから」
プロフィール
概要
『ひきこまり吸血姫の悶々』の登場人物。通称ヴィル。
七紅天大将軍に抜擢されたコマリのメイドとなった、青髪の吸血鬼の少女。
諜報と破壊工作を自分の分野としており、コマリの身に降りかかる困難をいつも解決している。
一方で無神経なところがあり、他の七紅天や他国の将軍など偉い人を煽ったりしていつもコマリの身に困難を降りかけている。
容姿
スカイブルーのショートヘアーの美少女。スタイルも良く意外にも巨乳である。
烈核解放【パンドラポイズン】
ヴィルが持つ、自分の血を飲ませる事で飲んだ者に関する長期的な予知を可能にする未来視の能力。
高い的中率を自負しているが、「5日に1回くらいしか発動できない」「視えるのは"未来のある一点"のみ」などの制約がある。
のちに、短期的な予知と時間差攻撃を可能にする未来爆弾の能力を獲得した。
過去の罪(原作1巻のネタバレ)
学院時代、ヴィルはミリセント・ブルーナイトから虐めを受けていた。現在よりも気弱だったヴィルは抵抗することもできずにいたが、ある時助けてくれたのがコマリだった。
しかし虐めの標的はコマリに変わり、それはコマリが引きこもり、ミリセントが失踪するまで続いた。
ヴィルはコマリに助けられながら、コマリを助けるために行動を起こすことができなかったことを自分の罪としていた。
以降、ヴィルは贖罪のために、強くあろうと特訓を積み、学院卒業後、コマリが七紅天になる1年前からガンデスブラッド家でメイドとして働いていた。
嫌な記憶を思い出させないよう、コマリの前に姿を見せず陰ながら支えていたが、コマリの七紅天就任の話になって、他の誰かに任せることが許せずコマリのサポート役に立候補した。
ムルナイト帝国軍に徴用されたヴィルは、コマリがヴィルのことを覚えていなかったため、初対面を装ってコマリと再会することになった。
出生の謎(原作5巻のネタバレ)
ヴィルは表向きは帝都の下級区出身となっているが、実際は幼少期に雷雨の中を独りで彷徨っていたところを、当時七紅天だったクロヴィス・ドドレンズに保護され、以降は彼を祖父としてムルナイトで生活していた(ヴィルの毒に関する知識は彼から教わったものである)。またこの経緯により、現在でもヴィルは雷を唯一苦手なものとしている。
ヴィルは保護される以前の記憶を全て失っており、服のタグに書いてあった「天上の宝石」「帝の宝石」を意味する「ヴィルヘイズ」を名前としている。クロヴィスからは「ヴィルヘイズ・ドドレンズ」と名乗ることを提案されたが、「響きが可愛くないから」と断っている。そのため本来の名前は不明だったが……。
ちなみにTwitterではヴィルが「ヴィルヘイズ・ガンデスブラッド」を提案したことがある。