概要
1987年の世界保健機関(WHO)決議WHA40.38により、WHOが設立40周年を迎える1988年4月7日が「第1回世界禁煙デー」と定められた。1988年に採択された決議WHA42.19で世界禁煙デーを毎年5月31日にすることが定められ、翌1989年以降この日に実施されている。
この日は、禁煙マークがプリントされたTシャツを着てマラソン大会などを開き、世界的に禁煙を呼びかけている。1995年時点で世界の喫煙者は10億1000万人であり、約5人に1人の割合(約20%)となっている。毎年世界で300万人が喫煙が原因とみられるがんや心臓病で亡くなっており、このままでは2030年代初頭には喫煙による死亡者が年間1000万人に達するとWHOは警告している。
日本では1992年(平成4年)より、5月31日から6月6日までの1週間が「禁煙週間」となっている。