概要
濃厚ソース(とんかつソース)とウスターソースの中間の濃さのソース。どの様な食材にも合う万能ソースでもある(メーカーとしては揚げ物、料理用を筆頭に挙げている)。業界で先駆けて開発したのはキッコーマンであり、東京五輪の1964年に、満を持して雑誌や新聞などに宣伝を打ち名を広めた。1966年にはブルドックソースが中濃を製造、中濃ソースにおいてトップシェアを確保する。
中濃ソースが普及している地域は関東が中心であり、関西ではウスターソースやとんかつソースを中心に、多様な粉ものに合わせた専用ソースが何種類も売られており、中濃ソースが出回ってきたのはここ20年(それこそイカリソースを傘下に収めたブルドックの関西再進出が契機)ぐらいの話である。西日本地盤のソースブランドが中濃の徳用ボトルも製造しているのは東日本向けであり、地元にはほとんど置かれていない(ほとんどがとんかつソースかウスターソース)。