ストーリー
主人公”結城 冬弥”は、一角の財閥である四條家のお屋敷で働く使用人。
財閥の一人娘で自由奔放な”四條 蘭”のお世話兼お目付け役として日々行動を共にしていた。
そんなある日、蘭が明月女学園に短期転入するという報せが入る。
その学園は教職員に至るまで女性で構成された男子禁制のお嬢様学園で、
従者とはいえ男性がおいそれと入ることはできない場所であった。
「それでは転入が終わるまで、僕は別の仕事をするんですね」
「……何を言っているの? あなたも来るのよ」
「え? ですが、転入先は男子禁制の女学園で……」
「だから、女の子として、一緒に行くの」
そんなの無理ですよと断る冬弥に、来てくれないと困るという事情を説明され懇願される。
「女装するだけでも大事なのに、さらにお嬢様とも入れ替わるんですか!?」
困惑する冬弥に最後は泣き落としまで始める蘭。
そうしてしぶしぶ女装を承諾し、”塔矢 優紀”として
蘭と一緒に明月女学園に行くことを決める。
だが、学園ではある問題が起きており、優紀と蘭はそれに巻き込まれていく。
はたして男が一人もいないこの場所で、バレずに学園生活を送ることができるのであろうか!?
キャラクター
塔矢 優紀/結城 冬弥(とうや ゆうき/ゆうき とうや)
CV:春乃いろは
2年生。四條家に仕える使用人。
普段は四條のお屋敷で、蘭のお世話兼お目付け役として共に行動している。
その主である蘭の半強制的なお願いにより、
明月女学園に女装して転入することに。
蘭が苦手な文系・芸術を教えるうちにかなりのレベルに習熟し、
あるイベントでは蘭になり替わって参加したりしていた。
その事が一因となり、今回の女装+入れ替わりをすることに。
四條 蘭(しじょう らん)
CV:花園めい
2年生。優紀が仕える四條家のお嬢様。
様々な分野で非凡な才能を発揮している「四條家の才媛」として知る人ぞ知る存在であるが、
実は文系や芸術がてんで駄目で、優紀にサポートしてもらっている。
常にマイペースで突飛な言動をすることから、ミステリアスと捉えられる反面、本質を見抜くことに長けている。
冷泉 雫音(れいぜい しずね)
CV:桃山いおん
2年生。ブライト。
明月女学園学生会役員。
日本でも有数の財閥、冷泉家の息女。母親が明月女学園で理事長をしている。
落ち着いた性格である一方、
生真面目で筋の通らないことを許せない気性の持ち主。
学業だけでなく運動神経もよく、
それを誇らない人柄もあって学園で人気が高い。
反面、世俗に疎く少々一般の感覚とずれているところがある。
藤咲 渚(ふじさき なぎさ)
CV:猫村ゆき
2年生。クレセント。
家庭科部で部長を務める。
頼まれたら断れない性格と世話焼きな所から、みんなの相談役のような立場になっている。
彼女の周りでだけは派閥の垣根を越えた親交が生まれている。
学園の問題に対して、互いに同じ学園の仲間として仲良くできればいいなと考えている。
佐倉こころとは近所で幼なじみだったりする。
篠森 涼花(しのもり すずか)
CV:桃井いちご
3年生。ブライト。
明月女学園学生会副会長。
誰にでも分け隔てなく接する事ができる慈愛にみちた物腰が穏やかなお嬢様。
会長が不在の中、会長代理として頑張っていたがその事が原因で一時体調を崩している。
本来であれば自分が学生の見本にならなければいけないところ、
その代わりともいうべき形で学園に来てくれた蘭に対して色々と気にかけてくれる。
佐倉 こころ(さくら こころ)
CV:くすはらゆい
1年生。クレセント。
家庭科部所属。
引っ込み思案で人見知りをする性格。
気が弱く、人の意見に流され気味だが、趣味など自分の好きなジャンルのことに関しては押しが強くなる。
渚とは家が近所で年齢も近いこともあり、幼い頃から一緒に過ごし渚お姉ちゃんといって慕っている。
能見 彩春(のうみ いろは)
CV:明羽杏子
2年生。ブライト。
雫音の従者。
幼い頃から家のメイド達に師事したお陰も有り、家事全般に優れ、気配りも上手。
気さくな性格も手伝い、学内に友人も多い。
本来、彼女自身も名家の出であり、従者になるような立場ではないのだが雫音の身の回りの世話を焼いている。
本人曰く、「好きでやっているので。それに、雫音様って案外寂しがり屋なので」とのこと。
冷泉 美夜子(れいぜい みやこ)
CV:唯香
明月女学園の理事長。
雫音の母親でもある。
学生のことを第一に考え、何かと声かけをしたりして、円滑な学園運営を心掛けている。
しかしやることが空回ることが多く、
なかなか良い結果に結びつかない少し幸薄い気質。