「面倒な生き物だよな人間って」
「俺は浅ましい俺を死ぬ間際まで一番近くで見物してやる…」「このまま逝くさ」
「自由か…」「今」
「俺の鎖ははずれた」
概要
『エアマスター』の登場人物。CV:古川登志夫
プロ総合格闘家で、卓越した格闘技術を持つ。相川摩季とみおりの父親。
私生活ではきわめて女性関係にだらしがなく「世界で一番最も多くの女に面と向かってまったくの本っ気で「死ね」と言われた男だ」と自称している。
戦闘力
フェイントや威圧などプロ格闘家としての技術を持っている。肉を切らせて骨を断つ戦法は選手生命を縮めるので嫌いだが、勝つためならそれも厭わない。一度見た技なら対応も出来る。
サブミッションに関しては完全に極められる前なら力で抜け出す。自分も使えるが、サブミッションハンター小西良徳程では無い。
摩季には上述の肉を切らせる戦法で勝つものの、ジュリエッタや小西には負けるなど、実力はあるもののあまり戦績はふるっていなかった。
しかし、シズナマンとなっていた北枝金次郎との闘いでは格の違いを見せつける。このままあっさり勝つと思われたが突如、現妻の深加から電話で離婚を告げられたことで動揺。相手のペースに飲まれてしまう。だが、さすがプロ格闘家。離婚エルボーという八つ当たりの一撃を金次郎にぶつけ復活。“家族”っていう重っもい太っとい“鎖”が外され自由となった四郎。金次郎の打つ手を封じ、乱入してきた長門も気にせずぶちのめした。
この時に見せた相手の心理を読んで押しつぶしていく彼はまさに試合巧者。
因みにバトルロイヤル編以前にも深道ランキングのランカーと対戦したことはあったが当時は未勝利で、深道ランキング自体には勧誘すらされていなかった。バトルロイヤルも部外者扱いで参加していた。
渺茫との闘いでは、渺茫に食い下がるその強さに渺茫の実力を知る者を驚かせる。しかし、誰の攻撃もへらへらかわして勝ってきた「軟派な精密機械」も渺茫に打ち勝つことは出来なかった。
来歴
中学の時には少なくとも柔道部と空手部とレスリング部のかけもちをやっていた。その時に空手部のマネージャーをしていたのが姫森聖子で、摩季の教師。
摩季は四郎が高一の時にできちゃった子。当時15歳6ヶ月。摩季の母である智とは横断歩道でナンパしたことがきっかけ。一目惚れの超強力版で、3秒後にはこの世のこの時代に生れてきて良かったと思ったらしい。そのプロポーズを描いた3巻の書き下ろしより初対面から1分12秒で結婚が決定した事が分かる。
佐伯みおりは、女優で現妻の佐伯深加との間に出来た子。
余談
坂本ジュリエッタとは飲み友達。ジュリエッタが摩季と結婚することは認めている様子。ジュリエッタが人生の意義は魂の燃焼と思っているのに対し、四郎はサザエさんのような家庭を作ることこそが人生の意義だと思っていたが、離婚しきってしまった後にはジュリエッタの考えを認め喧嘩好きの格闘家として渺茫に挑む。