坂本ジュリエッタ
さかもとじゅりえった
職業はゴーストライター。文章の天才であり、独特の台詞回しにはインパクトがある(下記参照)。作中でもゴーストライターをやっている。
沢田研二が好き。トキオのリズムに乗っているときは絶好調。
ポスターを見て作り出したジュリエッタの理想の女性、それがジェニーであり、ジュリエッタはマキにジェニーを重ねている。
それというのも、ジュリエッタは自分の中にスイッチを持っておりそれが押される(相手が自分の琴線に触れる)と感情や力のコントロールが出来ない。その愛したいのに愛すことが出来ない矛盾から偶像崇拝や普段の無感情と極限の際のハイテンションのギャップが生れてしまっているのだと考えられる。
「誰か俺のなかに風を通してくれないか?」
しかし、エアマスターこと相川摩季はジュリエッタと戦うことが出来る。マキはジュリエッタの攻撃を受け流すに留まらず、逆に彼を蹴っ飛ばすことが出来る。彼の止めることが出来ない激情を止めることが出来る。それゆえの愛。それゆえの盲目。ジュリエッタがポスターにしか向けられなかった思いを向けられる相手、それがマキなのだ。
「あの蹴りはかって俺が一度も味わった事のない」「最大級の衝撃としてっ…」
「俺のハートを貫いた!!!!」
「とても とても とても愛してるときは何て言えばいいんだ?」
「やっぱり愛してるの一言だよな」
作中の終盤、ジュリエッタは人生をかけてマキに告白するも撃沈。そこで、ジュリエッタは自分を認めてもらうためにマキに挑む。
「俺にとってマキが到達地点なんだ」
ジュリエッタは負けたが、マキと接吻をし彼女の口から「スキ」という言葉を引き出した。
後にマキは勇気を出してジュリエッタと添い寝をするのだが、全身複雑骨折になりながらもジュリエッタは彼女を犯しマキは妊娠した。子供の名前は二人の名前から取って、ジュ季。
ファイターとしては、ポケットに両手を突っ込んだままただ「蹴っ飛ばす」だけで相手を倒してしまう、というスタイルとも呼べないメチャクチャなもの。本人曰く「アドレナリンやエンドルフィンのコントロール」により受けた攻撃の痛みを消すことができるが、のちに屋敷俊との対戦で「気の使い手」であることが判明。自己流ながら相応に修練を重ねている屋敷を気の量そのもので圧倒する。
佐伯四郎曰わく坂本ジュリエッタは感情を体の中で爆発させる。通常、拳法の達人が目指す“気”の使い手とは別路線の気の使い手で、感情の沸騰点(ジュリエッタ本人が言う自分の中に持つスイッチ)が普通の人間の比ではないらしい。分かりやすく言えば、「アクセルひと踏み一秒で0kmから500kmまで加速する化物マシーンだ」。
マキへの愛により、己の限界を超えることや出来るはずがないことを出来るようになる。小西良徳との闘いでは関節を折られ立つことが出来なかったはずが、悠然と立ち上がり彼を吹っ飛ばした。
気の応用なのか攻撃の際にはものすごい速さで地面を滑って飛んでくる。
「たとえばおまえらがその昔… 幼き頃… 捨てられて凍えてる仔犬を助けた事があるとしよう……」
「でも死ね」
「オメェらはウルトラマンにでも守られてんのか?」「それとも…」
「楽園にでも住んでんのか」
「おそいなマキ…」
「でも俺の中のジェニーは時間にルーズなんだ」「全然オッケエ…」
「今度目を覚ましたらマキは俺のベッドの中だ」
「“地球全体絶対破壊ミサイル”が地球に向かって飛んできたとして…」「マキを守るためなら」
「受け止めてやる」