2002年に郎猫儿から発売されたアダルトBLゲーム。原画は由良。
2004年にOVAが発売された。
BLゲームとしては珍しく主人公とメインの数人は女性声優である。
pixivタグとしては「冤罪」が使用されている。
ストーリー
時代はフランス革命、ナポレオン時代の後。
万引きの罪で捕らえられたガイズは、いつの間にか殺人犯として裁判を受ける羽目になってしまった。
殺されたのは誰かすら知らないまま、彼は重罪人として刑務所へと送りこまれる。
刑務所の中でガイズが目の当たりにするのは、暴力の応酬、心を病んだ奇妙な囚人たち、そして仲間と信じた少年達の裏切り……。
理不尽な拷問や堀の仲間から受ける辱めの日々の中、それでも、少年は諦めずに真実を追い求める。再び自由を取り戻すことへの思いだけが彼の支えであった。
そんな彼に力を貸してくれたのは、それぞれに心の闇を抱えた者たちだった
――アル中の弁護士、不良少年といじめられっ子、元新聞記者や元軍人、そして精神を冒されている奇妙な狂人……。
彼らの経験と知識、情報を組み合わせた時、少年が巻き込まれた恐ろしい陰謀とこの刑務所の暗い秘密が明らかになっていく……
登場人物
・ガイズ
cv:天野たつき
主人公。勝気で、少々無鉄砲なところもあるが、負けず嫌いな性格な少年。
突然の嵐の日に仲間と雨宿りをした店で万引きをし、逮捕される。殺人の冤罪で、終身刑の判決を受け、地獄の刑務所に服役することになる。
「俺、無実だから…」
•ギルディアス
cv:有馬克明
主人公を事件に巻き込んだ悪徳警官。物言いは淡々としているが冷酷非道な性格の持ち主でもある。
ガイズだけでなく、他にも様々な不当逮捕で無実の人間を刑務所に送り込んでいる。
「当たり前だろ? 痛くなくては躾にならないのだから」
•ルスカ
cv:世良公一
ガイズの家族が真相究明を頼んだ弁護士。料金が安いから頼んだのだが、昼間から酒を飲んでいるようなやる気のない人間。
実は優秀な弁護士なのだが、昔、とある事件での失敗による自責の念から、すっかりと自暴自棄になってしまっている。
「人間諦めが肝心さ。ここでの生活で1番大事なことだろうから、よく覚えておくんだな」
•エバ
cv:一条和矢
刑務所の囚人。もともとは新聞記者。血気盛んで、不正なことは許せない性質。ある不正事件の真相を掴んだために、ガイズと同様、冤罪により投獄されている。
監獄内では、ガイズの良き相談相手となり常に冷静に彼を励まし続ける。過去にルスカとの関わりがある。
「とうとう見捨てられたかと思ったぜ」
•ヴァルイーダ
cv:羽吹梨里
刑務所の囚人。何を言ってもまともな答えをしない幽霊のような側面と、豊富な知識と分析力を兼ね備えた姿を持つ、二重人格を負う元軍人。
軍のやり方に反対して、逃亡した兵士。罪状は「逃亡罪」であるが、軍内部の何かの秘密を握っているらしい。
「君はここにいてはいけない」
•ジョゼ
cv:富士爆発
刑務所の囚人。我が物顔で刑務所を歩く囚人の一人。主人公同様不良少年だが、主人公より悪質。飲酒の上の婦女暴行で投獄されている。
「そこで裸になって、そいつを食ってもらおうか」
•イオ
cv:葉月嵐
刑務所の囚人。いつも、おどおどしている気弱な少年で、刑務所内では少年達のいじめや性的処理ストレス解消の道具にされている。
「僕を…抱いて」
•シオン
cv:山賀弘一
隠れキャラクターであり、エンディングを1つ以上見ることで登場が解禁される。
「嫌だって言っても、離さないさ」
•ベルベット
cv:葉月パル
刑務所の囚人。終身刑に服している。長い年月刑務所に囚われていたためか、自らを王であると名乗るなど、意味不明の言葉を放つ狂人。
作業場や運動場で時々見かける、髪や髭は伸び放題、服とも呼べないボロをまとっただけの地下牢に入れられている男。
「さっき口に入れたわしのチョコレートをどこに隠した」
・ミュカ
ギルディアスがガイズを陵辱する際に時折つぶやく名前。ガイズが殺したとされる男が調べていたらしく、また、ガイズにも心当たりのある名前だが思い出せない。
•デューラ
cv:杉崎和哉
刑務所の看守。囚人をいたぶるのが唯一の楽しみという変態で、根っからの悪人。官僚の出来の悪い末息子であり、監獄の中ではやりたい放題。
「いつかゆっくり殺してやるよ…」
•ボルアネ
cv:杉野博臣
警察大臣で、看守のデューラの父親。
「男が欲しいんだろ? こっちに来て舐めるんだ」