概要
『グレイプニル』の主人公。高校3年生。
後述の”秘密”をひた隠しにしながらも良き友人に囲まれ平凡な日常を送る普通の少年だったが、ある日の火災現場から青木紅愛を救出したのを機に彼女に”秘密”を握られたことで日常が一変。
”収集者”の1人として彼女のコイン探し、果てには壮絶なデスゲームに巻き込まれることとなる。
人物像
「僕はこの物語の主人公じゃない」と本作でよく語られるモノローグに代表されるように、自己評価が低く事なかれ主義な性格。
しかしそうは言っても困っている人を放っておけない優しさも持ち合わせており、おかげで普段から多くの友人に囲まれている。
紅愛と出会ってからというもの、体と行動の主導権を握られてばかりなこともあり、戦いの中で何もできない自分に無力感や罪悪感を感じていた。しかし彼女の過去と心の闇を知り、さらにデスゲームの中で出会った様々な収集者との交流や戦いを経て大切なものを守りたいという思いを強めていき、自分の手でこの残酷なデスゲームを終わらせるという覚悟を決めるまでになっていく。
小学生時代は『山田塾』という塾に一人で通っていたが、後にその記憶には物語の根幹にかかわる重大な欠落があることが判明する。
能力
犬のようなキャラクターの着ぐるみに変身できる。この状態では常人を超える身体能力を発揮するほか、たとえ体を切断されても変身を保ってさえいれば死なないという体質となる。
また、実弾入りの巨大なリボルバー銃を備えている。
さらに背中のファスナーを開くことで中に別の人間を入れることも可能で、入れた場合中の人間が動かすか修一自身が動かすかは任意となっている。
作中では主に紅愛が中に入り、彼女の知略と操作テクニックによって修一自身の身体能力を本人以上に生かされることで、強敵とも渡り合う強さを誇っている。
変身時から後にかけては左眼に十字のマークが現れる。
また、変身前の状態でも優れた嗅覚を持ち、視力も矯正されている。
さらにこの姿にはまだ本人すら知らない秘密が隠されているようで・・・。
関連タグ
青木紅愛:ヒロインでありパートナー。
青木江麗奈:パートナーの姉であり宿命の敵。修一に変身能力を与えたのは彼女らしいが・・・。