人物
石川出身の高校3年生。肥満体型で普段はおどおどとしているが、興奮しやすい性格をしている。興奮すると「ラァァイ!」と独特な叫び声を上げる。通称ハラカイ。
後の「あやとり」で生きるために暴力を肯定し、「七不思議」からはかつての仲間であったはずの明石や柘植にまで暴力を振るうようになる(通称:修羅海)。しかし、その実内心では孤独や葛藤に苛まれていた。自分が殺そうとした明石に逆に救われてからは心を改め、以後明石達と協力して七不思議を突破する。
会社の社長の父と優しい母という恵まれた家庭で育ったが、交通事故で両親を亡くしてからは学校でかつあげや暴力といった凄惨ないじめを受けるようになり、引きこもってしまう。ごみ箱学苑に来たのは「何かを変えたかったから」。仲間と共にいた時を「人生で一番輝いていた瞬間」と振り返り、勇気を胸にセインへと挑む。
「まめまき」の時に、直前までやりとりしていたある男子が殺されるのを目撃し、七不思議の最中にはその亡霊(実際はハラカイが生み出した幻)に苦しめられる。しかし、修羅海を脱してからはその幻影は守護霊として描かれるようになり、最終試練ではその幻と共に自分の人生を振り返った。