「『セフィロト流武術』門弟、双見あやめ────参ります」
CV:鈴田美夜子
概要
美少女ゲーム『天使の羽根を踏まないでっ』の主人公。夕星家の使用人として、令嬢である夕星羽音に仕えている。
物心つく前から天涯孤独の身であり、そんな自分を引き取ってくれた彼女に恩返しをするため聖ソルイルナ学園へと共に入学する。
本来なら彼女が卒業するまで待てばよいのだが、実は本編開始前に原因不明の病気を患っており、その焦りから入学を決意した。
生き別れた弟(?)に双見空がおり、自分に血の繋がった家族がいることを知った時には嬉しさのあまり、泣きながら彼を抱き締めた過去がある。
容姿
紫色の艶のある髪の持ち主で一般の男子と比べたら幾分か華奢な体躯で中性的な顔立ちの少年。そのため幼少時は羽音の手でしばしば女装させられており、幼少期に出会ったことのあるヒロインの殆どからは女の子だと勘違いされている。
普段は使用人の衣服を着ていたのだが、聖ソルイルナ学園が女学園であったため女装して過ごすようになる。
女装時は髪を花の髪留めでツインテールにし、普段着では白い花柄があしらわれた桜色の和服を着用している。また、彼が着ることになる学生服は「太陽の学園」と「月の学園」の二種類があり、ルートやストーリーの展開によって変わる。
人物像
やや古風だが使用人らしく誰にでも敬語を崩さず穏やかな性格で、悪意ある理不尽なことに対しては正面から異を唱えるなど芯の通った人物。基本的に落ち着いた振る舞いをしているが、異性に関しては人並みに興味があるなど根本は年相応の少年。
この手の女装ゲームとしては珍しく、素の一人称は「私」で丁寧な言葉遣いを心掛けていることもあって言動で正体がばれるといったことはない。
身体能力
その可憐な外見からひ弱な印象を覚えるかもしれないが、実は羽音の父親である「先生」から『セフィロト流武術』の手解きを受けており、腕っ節の方は強い。
その実力はかなり高く、並の相手ならば例え多勢であろうとも難なく捌ける。
セフィロト流武術
あやめが使用する『世界を渡るための武術』。そのルーツは遊牧民が外敵から家族や自分の身を護るために生み出された柔拳術とされている。
技の名称は「王国(マルクト)の型~」と共通しており、その後に続く名称は『隠者(ヨッド)』や『運命の輪(カフ)』などタロットカードがモチーフになっている。