喧騒

街中に溢れている言葉。 その多くは、聞き流されている。 その中のたった一言。 それが、奥深くまで刺さっていく。 その棘を、どうやって抜き取ればいいのか。 言葉に、惑わされていく。

街は、生き物だ。 建物、街路、アスファルト。 無機物ばかりが並んでいる。 けれども、そこに溢れる喧騒。 昼も夜も関係なく垂れ流されるもの。 それは間違いなく、人間のもの。 それを飲み込む街もまた、生き物。

今週書いた140字フリー台本です。 今回は喧騒と言う単語を入れてみました。 ○年と書いてあるところは、適当に数字入れてください。

これは打ってて楽しいやつです。

気にならない音。 それが気になりはじめる。 神経質でないということに、安堵した。 毎日、毎秒聞こえる音。 なんでもないと思っていた。 そもそも気になんて、していなかった。 それが、気になってしまったのだから。

都会。 そこは人が多い。 それ故に騒々しい。 そこを離れる。 それは目指していた場所。 求めていた環境。 そこに居を構える。

この街。 ひと言でうるさい。 それも常に。 昼も、そして夜も。 どんな時間でも。 ただ、今日は違う。 何かが、違う。