「ああ…今日も僕は…ダメ人間だ…」
「いつか…僕の手で 君の薬指に指輪を。」
CV.花江夏樹
概要
貴族の少年。家族とともに大きな屋敷で幸せに暮らしていたが、5歳の時に魔女から「触れたもの全てを死なせてしまう」呪いをかけられ、人はおろかあらゆる動物に触れることができない生活を強いられるようになってしまった。そのため、現在は森の奥の別荘である「別邸」に隔離されている。しかし、別邸の住人はやたらと逆セクハラをしてくるメイドのアリスや、ボケ始めているのか平気で坊ちゃんに触れようとする老執事のロブなどクセの強い人物ばかりで、彼は頭を抱えさせられている。
体質的な問題もあって基本的に別邸から出てこないのだが、それが裏目に出たか街では「街から北の森に棲む死神」として認知されている模様。しかし、街に仲間が増えるに従って彼も街へ出かける機会が増えていった。とは言え外出時には人に触れられても大丈夫なように布と鉄で拘束された仮装さながらの格好をしなくてはいけず、体力もない彼にとっては苦行である。
人生の大半を室内で過ごしてきたためかピアノの演奏が趣味。その腕前は確かなもので、人前で披露した際も絶賛されていた。普段はアリスに向けた曲を作って彼女に聴かせるなどしている。そのほか、家族からの経済的な支援がなくなった場合に備えて小説で食べていくことを画策するなど、ある程度文才もあるようだ。
人物
上記のような境遇もあって他人から拒絶される日々を送ってきたため、自虐的な面が目立つ。
それでも自分の呪いを解く方法を探してくれるアリスや仲間達に囲まれて、明るく振る舞うことも多くなっていく。特に妹であるヴィオラや弟のウォルターとの関係性も回復しつつあるようだ。しかし、母親からは呪いにかかった彼のことを見下すかのごとく冷たく扱われており、その影響もあって彼女のことを恐れている節がある。
基本的にシルクハットをかぶっているためわかりにくいが天パであり、本人はくせっ毛だと気にしている。また、遺伝的なものなのか家族そろって瞳は綺麗な赤色。
余談
「坊ちゃん」単体では他の記事にひっかかってしまうため、
タグ付けの際は「坊ちゃん(死神坊ちゃんと黒メイド)」が望ましい。
以下少しネタバレ
本名はヴィクター。弟のウォルターと祖父のヴィクトルをうまい具合に混ぜた名前なので想像がついていた人もいるだろう。
関連タグ
ネタバレ注意!
原作最終盤の情報が含まれています。未読の方はご注意ください。
アリス 「おはようございます 坊ちゃん。」
坊ちゃん「それ…」
アリス 「?」
坊ちゃん「やめないかい、坊ちゃんって呼ぶの。」
「名前で呼んでくれると嬉しいな…」
アリス 「ヴィクター様。」
「フフ…」
原作第218話にて、ついに本名が判明。
名前を呼び合う2人のイチャつきっぷりは必見。
(それまでも充分過ぎるくらいだった気もするが)
タグについて
本名は明らかになったものの、タグについては定着率やネタバレの危険性を考慮して
「坊ちゃん(死神坊ちゃんと黒メイド)」
の使用が望ましいと思われる。