「千年只一現,一劍狂千年。」
概要
初登場の作品は「霹靂兵烽決」。
倦收天の体内にある九陽真氣が抜かれたことにより、狂人と化した姿。
高慢な戦闘狂であり、必殺技「逐日(ちくじつ)」の力で、各勢力を苦しませていく。
プロフィール
人物
倦收天が和鳳翥の陰謀により、体内にある九陽真氣が抜かれてしまう。九陽真氣は本来、倦收天の正気を保ち、暴走を制御する役割だった。抜かれたことにより、倦收天の中で長年眠ってきた、内なる戦闘本能が暴走。髪の色が黒くなり、本我(ジークムント・フロイトが提唱したイド)の天劍非天に変貌してしまう。
銀色を好み、銀を基調とした服を身に着けた。倦收天としての記憶がなく、強者を求めて、各勢力に挑みかかる。好戦的な性格で、その圧倒的な強さもまた、各勢力から狙われる標的となった。「霹靂兵烽決」の中盤時期では、戦闘力が最も高い人物とされる。
背景
倦收天は天嶼劍族(てんしょけんぞく)の出身である。劍族は六百年ごとに、剣聖か剣魔が輩出し、それぞれ武林に大きな希望か絶望をもたらす。倦收天は、剣聖か剣魔になる宿命が秘められていた。天劍非天は、聖人でも魔人でもない、異端な存在である。
逐日
天劍非天の必殺技「逐日」は、相手に死亡のカウントダウンをかける技である。脳内に旭日昇天の景色を刻み、時間の流れにつれ、朝日が少しずつ天に昇っていく。日が正午の位置に昇ると、対象者も同時に命を落とす。
「逐日」を解除するには、意志を強くして、自身の限界を突破する必要がある。意志が弱い者や、恐怖を感じた者は、逆にカウントダウンを加速してしまう。それ以外の方法として、技をかけた天劍非天本人が解除できる。
正気に返る
幾度もの戦いを経て、天劍非天は徐々に倦收天としての記憶を取り戻す。その後、風雲兒と月無缺ら味方の努力により、天劍非天に九陽真氣を注ぐ。九陽真氣を戻したことで、倦收天が再び正気に返る。
倦收天の意識の中で、天劍非天は「いずれ俺が必要になる」と豪語して、大笑いと共に眠りについた。天劍非天が味方にかけた「逐日」は、倦收天によって解除され、混乱は終息した。
関連タグ
関連リンク
- 公式人物資料(天劍非天)※中国語