概要
コミック百合姫で2023年1月号から2024年12月号まで連載されていた漫画作品。
作者はさかさな(pixivアカウント)。
単行本上下巻完結。
あらすじ
東京から田舎に引っ越してきた女子小学生めありは学校でも家庭でも問題を抱え、不安と苛立ちをつのらせていた。
ある日、図工の写生の授業中にクラスメイトの璃子とケンカをしためありは、ひょんなことから森の奥に迷い込んでしまう。
そこで出会った謎の少女コリンと友人になり、生き物の死体が入った袋を一緒に埋めためあり。ペットか何かだと思っていたが、コリンの口から衝撃の言葉が告げられる。
「これはね ボクとパパの赤ちゃん」
めありの逃れられない「奈落」の日々が始まった。
登場キャラクター
- 春瀬めあり
小学六年生の女子。東京出身。母子家庭。
母が仕事の都合で地元の田舎町に帰ることになり、めありも一緒に引っ越した。田舎嫌いで、周囲と打ち解けることができない。
過去に読モをしたこともある美少女。
母からは食事代などのおこづかいを貰う程度で、愛情も世話も受けていない。
コリンの「共犯」になってしまったことで不安と罪悪感に苛まれる。
- コリン
めありが森の奥で出会った少女。一人称は「ボク」。めありと同い年だが、学校には通っていない。
父親と2人で暮らしている。自室には鍵をかけられて監禁されており、外出の際は窓から木をつたってこっそり抜け出す。
本名は「幸田桃(こうだ もも)」。父親と性的な関係を持っており、妊娠・出産もしたが、育てることは父に認められず、赤子は命を落としている。
過去に学校に通っていた時期もあり、親しい友人もいたが、秘密を明かしたらそれを周囲に報告されてしまったため、絶縁。以来、警戒した父によりコリンは監禁状態となり、周囲には祖母の家にいると説明している。
- 荒川璃子
めありのクラスメイトの女子。母子家庭。弟や妹が多く、放課後や休日は世話に追われている。
町のことがあまり好きではない。めありのことを気にかける。
- ミキ、ケイ
めありのクラスメイトの女子。
表面上はめありと仲良くしているが、さまざまな物を貢いでくれる彼女を利用しているだけであり、裏ではめありの陰口を言っている。