『人を救うのは神の奇跡——
人が人を救うなどあってはならぬ事』
流行病を憂う『女教皇』は、病を治す医師の噂を聞く。人を救うは神の奇跡のみ──自らの信仰を否定する男を捕えた女教皇。だが処刑の日、彼女は『人が起こす奇跡』を見る。──『劇フェス』戯曲・第一幕より
概要
本役は、ゲームアプリ『少女☆歌劇レヴュースタァライト -Re LIVE-』（スタリラ）の劇中劇アルカナ・アルカディアに登場する人物である。演じるのは、聖翔音楽学園の星見純那。
アルカナ・アルカディアは、全六幕からなるタロットカードを擬人化した登場人物たちの時を超えた壮大な叙事詩となっている。
本記事で取り上げる『女教皇』の正位置の意味は知性・聡明さ・女性性、逆位置の意味は悲観・自己中心的・疑心暗鬼である。『女教皇』は歴史上に存在せず、抽象的な役と言える。
作中では、人を救うのは神の奇跡のみと信じる信仰者という役柄となっている。
『女教皇』を演じるのは、星見純那。純那は、聖翔音楽学園俳優育成科の2年生。学年一の才女の優等生であり、真面目で一本気な性格。読書家で博識、判断力や分析力に優れる。
劇中劇アルカナ・アルカディア内での活躍
以下、ネタバレ注意。
第一幕
舞台は、舞台は、妄熱病という不治の流行り病が広まった世界。神のみが人を救うべきと信じる『女教皇』は、人が人を救うことはあってはならないと考え、医学によって人を救おうとする『吊られた男』を咎人と断じた。
『吊られた男』を火あぶりの丘へ連行し処刑を実行した時、『魔術師』の命を賭した魔術が発動される。召喚された『悪魔』は、役目を終えた『女教皇』を地獄に落とす。誰にも助けられなかった女教皇は、永遠に地獄の舞台で咎人として踊ることになった。
神と教皇庁の権威に固執し、その名の下に命乞いをした多くの者を火あぶりにした人物。誰にも慈悲をかけず、聞く耳を持たなかった『女教皇』は、その因果応報によって誰にも助けられることはなかった。
第六幕
『人にはさだめの星がある。だから——恐れずに、勇気を持って、その一歩を』
荒涼とした白い砂漠。月明かりの果て……約束の場所、秘密の楽園である『月』で、【星の少女】に語りかけるアルカナの一人として登場する。
配役された舞台少女との関連性
※本項目は編集者の主観で記述されています。明らかな間違いや矛盾等があった場合、加筆修正をお願いします。
⚪︎星見純那本人曰く、逆位置の意味「悲観」「自己中心的」「疑心暗鬼」が自身に全て当てはまるらしい。
⚪︎『女教皇』は、権威に固執して疑心暗鬼にかられている。TVアニメ版の序盤の純那は、そのような状態になっていたと言える。
関連タグ
同幕の登場人物
タロット番号
