隠者(スタリラ)
いんじゃ
『私は『隠者』……証人としてこの裁判に参加させてもらう』
「星の少女」を廻る裁判は、またも「有罪」で閉廷しようとしていた。繰り返される罪ありきの茶番。だが証人として声を潜めていた「隠者」が隠されていた真実を白日の下にさらす。──『劇フェス』戯曲・第三幕より
本役は、ゲームアプリ『少女☆歌劇レヴュースタァライト -Re LIVE-』(スタリラ)の劇中劇アルカナ・アルカディアに登場する人物である。演じるのは、聖翔音楽学園の露崎まひる。
アルカナ・アルカディアは、全六幕からなるタロットカードを擬人化した登場人物たちの時を超えた壮大な叙事詩となっている。
本記事で取り上げる『隠者』の正位置の意味は秘智・孤独・核心・思慮、逆位置の意味は虚実・劣等感・混沌・愚痴である。
作中では、世捨て人の賢者という役柄となっている。
『隠者』を演じるのは、露崎まひる。まひるは、聖翔音楽学園俳優育成科の2年生。普段は大人しく世話焼きな性格だが、舞台上では溌剌とした太陽のような役者。
以下、ネタバレ注意。
※本項目は編集者の主観で記述されています。明らかな間違いや矛盾等があった場合、加筆修正をお願いします。
⚪︎『隠者』と露崎まひるはどちらも、見えていなかった真実を鋭く明言し、否を唱えた点が共通していると言える。『隠者』は法廷において忘れられた真実を、まひるは大場ななに対して主役への思いを。
⚪︎アルカナ・アルカディア内において『隠者』と『正義』は、証人と裁判長として法廷闘争を行う。メタ的にも、未知なる主役を目指したレヴューにおいて露崎まひると大場ななは戦う。
⚪︎タロットの意味においての関連性。正位置の意味は内向きな物であり、まひるもまた内に力を秘めている。逆位置の意味には劣等感があり、まひるはそういった負の感情もまたキラめきに変換する舞台少女である。