プロフィール
声優:保村真
先祖の妖怪「付喪神」
人の身に妖怪の力を受け継いで生まれた、俗に「人妖」と呼ばれる人々の隔離都市・神沢市にある神沢学園に、姉妹分である如月すずといっしょに通う2年生。
触ったら刺さりそうな黒いツンツン頭(天然のクセっ毛)と、そんなちょっと不良っぽい髪型をしているが、一方で顔立ちは髪に似つかわしくなく、温和で善良。
性格も顔そのままのお人よしで、感情表現も豊かであり、嬉しいときにはすぐ泣いてしまう感動屋。
漫画によくある楽しげなシチュエーションに憧れたりとちょっと子供っぽい一面もある。
生い立ち
彼は、もともとは「武部涼一」という名前のごく普通の少年だった。
だが、幼少の頃、外で遊んでいる際に変質者に目をつけられて追い回され、公園のジャングルジムに追い詰められた際に、遠い祖先から受け継いだ妖怪の血と力が覚醒。その際に無意識に発現してしまった“付喪神”の人妖能力によってジャングルジムは捻じ曲がり、涼一を追って中に入り込んでいた変質者はジャングルジムに全身をズタズタにされ生死不明の重傷に。
その騒ぎによって涼一とその能力の危険性は官憲、ひいては政府の知るところとなり、涼一は日本政府の法律によって「第三種人妖(人妖能力を悪用して凶悪犯罪を犯す者、またはその能力そのものが危険すぎる者)」として分類指定を受け、国内某所の離れ小島にある管理施設「織咲病院」に隔離され、そこで他の“入院患者”として収容されている人妖たちの中で少年時代を過ごしていた。
5歳より病院で過ごしている古株。目立たない性格も手伝い、静かに暮らしていたが、ある日、友人を守るために傷害事件を起こしてしまう。その2日後、病院関係者も見知らぬ少女とともに病院を脱走。
その後、紆余曲折を経て、人口の9割以上を人妖が占める隔離都市・神沢市にて生活の場を手に入れる事に成功する。そして、「武部涼一」の名を捨て、病院で付けられていた番号「227」を元に、「如月双七」という偽名を考え、名乗るようになる。