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「君のために歌おう」と言ったばかりに、生きているのが不思議なぐらいジョーはひどい目にあった。

概要

DM-10『聖拳編 第1弾』で登場した闇のダークロード

使い魔にしているガーゴイルは《フレンジー・ドラム》。

後述のようにカードパワーとコストパフォーマンスはお世辞にも「良い」とは言えないカードだが、このカードを語る上で重要な点はデッキパーツとしての性能ではない。

このカードの最大の魅力は、当時としては貴重だった女性クリーチャーである点に尽きる。

エピソード2(2012年)以前のデュエマには「基本的に女の子カードの眼を出してはいけない」という暗黙のルールが存在し、このカードもそれに倣うように仮面で目元を隠しているが、目元が見えないことなど些事と言わんばかりの魅力に溢れている。

  • 人骨のデザインをあしらった、不気味ながらも色気と気品漂うドレス
  • 『妖舞皇女』の肩書に違わぬ艶やかな舞姿
  • 儚さすら覚える細身で骨立した華奢なシルエット
  • ドレスのスリットから覗く腸骨と太もも

……と言う具合に、非常にセクシーな容姿をしている。人によっては仮面をつけていることすらも魅力の一つに映るかもしれない。

爆炎野郎ジョー》が惚れてしまうのも納得である。

一応、DM-10が発売される以前から女性ダークロード自体は存在していたが、《妖姫シルフィ》や《暗黒皇女メガリア》等、闇文明らしく厳つい容姿や不気味なイラストの物が多かった。

(後に《メガリア》はイラストレーター違いの派生カードにて、あくまで絵柄が恐ろしかっただけで本来は美少女であることが判明している。また、《シルフィ》も設定画ではかなり際どい格好をしている。)

そんな中、デュエマ界に彗星の如く現れた彼女は、アイドルカードとして多くの少年たちのハートを鷲掴みにした…に違いない。多分。

カードとしての能力

レアリティR
コスト闇文明(6)
カードタイプクリーチャー
種族ダークロード
パワー5000
能力このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のシールドを1枚選び、自分の手札に加える。(その「S・トリガー」を使ってもよい)

cipで自分のシールドを1つ回収する。

単なる手札補充に留まらず、シールドトリガーも使うことが出来るので、《エメラル》等のシールド操作と組み合わせれば、好きなシールドトリガーを発動できる。

同弾の《暴発秘宝ベンゾ》と《黒神龍ブライゼナーガ》に並ぶ『暴発サイクル』の1つだが、これら2枚がデッキの核として多数の実績を上げている一方で、このカードは実績がほぼ存在せず、デッキパーツとしての知名度も乏しい。

コスト6と重いにも拘わらず、cipを使った後に残るものがパワー5000の準バニラでは当時から活躍は厳しかった。

DMR-12『エピソード3 オメガ∞マックス』にて、種族の違いを考慮しなければ上位互換の《邪帝右神ブロック・パーティー》が登場。そちらは自己ブレイクがデメリット換算されており、パワー9000・Wブレイカー・ゴッドリンク持ち・闇エンジェル・コマンドと、こちらより圧倒的に強力である。10年近い年月によるパワーインフレを実感させる。

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妖舞皇女ユリア
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