概要
CV:木村亜希子
アスミの友人。容姿端麗・頭脳明晰だが、どこか影のあるミステリアスな少女。不思議な深い緑色の目をしている(原作設定。アニメ版では青色)。
父親への反発心が強く、大変な負けず嫌いで他人を競争相手としか見ておらず、最初のうちは生徒間の交流も煩わしく思っていたらしい言動を見せている。
大財閥の令嬢であるが、彼女の出生には重大な秘密があり(後述)、そのために彼女の体を過剰に気遣う父親により、宇宙学校入学までは事実上屋敷に軟禁されて生活していた。
義務教育期間も学校への通学を許されず、家庭教師の下で勉強させられていたため、人間関係や社会の常識に少々疎い所がある。アスミ達に誘われて海へ行った際、そこが泳ぐ目的も有する場所である事を知らなかった、というエピソードもある。
宇宙学校入学後は、反発している父から少しでも独立したいと望み、途中からアスミの住むかもめ寮に入寮。その後、もう少し社会と関わりを持とうと考え、喫茶店でアルバイトを始める。
宇宙学校に入学した頃は無愛想、人嫌いで他人を全く信用せず、周囲と打ち解けようとしなかった。宇宙に興味を持った理由も、軟禁されていた部屋から逃げ出して、自分を知る人が誰一人いない場所へ行きたい、という後ろ向きなものだった。
しかし、アスミのひたむきな宇宙への想いに触れて頑なな心が変わり始め、同じ夢を持つ仲間の大切さに気付く。今ではアスミ達の事を「友達」と言い、皆と一緒に宇宙へ行きたい、と強く願うようになった。
外見からは健康体に見えるが、彼女の出生に関連した姉、母譲りの病気のため、極度の負担が重なると稀に吐血する事がある。
ただ、当初はそれを他人に知られまいとひた隠しにしていた。宇喜多財閥傘下の製薬会社が開発した薬を飲んで病気の進行を遅らせている。
名前の由来は戦国武将の宇喜多秀家から。(ふたつのスピカ イラストブックより)