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安藤昇

あんどうのぼる

戦後から平成まで活躍した、「愚連隊の王者」と謳われた伝説の男。

人物編集

大正15年生まれ、平成27年没。

愚連隊組織・安藤組のリーダー。そのほか、俳優や著述業などにも幅広く活躍している。

一般には安藤組および安藤昇はヤクザとして認知されているが、警察関係の資料では愚連隊と区別されている。

万年東一を兄貴分兼師匠と尊敬し、花形敬を弟分として可愛がっていた。

生まれたときから暴れん坊であり、喧嘩を繰り返しては年少の出入りを繰り返すほど荒れていた。少年院滞在中に予科練の試験を受けて合格し、軍事恩赦を受けて年少を出た後、厳しい訓練を受けて大日本帝国海軍特攻隊員としていざ出撃しようとした際に終戦となったため、その後は再び荒れ始めて安藤組を組織する。


また、安藤組では会社と同じく社長と社員の扱いをしており、背広の着用を推奨し、刺青・指詰めを厳禁するなど、従来の暴力団とは違うやり方(これが愚連隊とヤクザ・暴力団との違いである)で若者の絶大な支持を集め、万年と並ぶカリスマを発揮。


数々の抗争を経て安藤組を解散した後、映画俳優や歌手、プロデューサーや著述業にも手を出してそこでも活躍していた。

なお、映画俳優としては1976年の「安藤昇のわが逃亡とSEXの記録」で、本人役で出演(主演)し、二十数年前の自分自身を演じている。

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