概要
昭和戦後の繁華街で恐喝、喧嘩などの暴力行為を行い、窃盗、ヒロポンなどの薬物密売、ダフ屋など利益になるものなら何でもやっていた。
本来は博徒や沖仲仕の派遣、スポーツ興行、的屋を稼業としていた旧来からのヤクザ組織が何にでも手を出すようになったのは、愚連隊が暴力団に合流したためと言われる。愚連隊の出身者には菅谷政雄、万年東一、安藤昇らが有名である。
歴史
戦後に認知度が広まったが、明治時代後期から既に「愚連隊」と言う言葉が存在した。後世の暴走族、チーマー等のストリートギャングはこの愚連隊の発展形であり、「〇〇愚連隊」などを名乗っていた暴走族も存在した。
近年のストリートギャングは暴力団に入らず、そのまま半グレに移行する例が多い。これは暴力団対策法や暴力団排除条例の施行により組員によるシノギが難しくなったためで、暴力団の側も近年は新人を組員として登録せず傘下の半グレで活動させる例がみられる。
関連タグ
独立愚連隊:1959年公開の戦争映画。創作では本作の影響で「規律違反のはぐれ者集団」を愚連隊と呼称することがある。