清の時代、清朝による支配に抵抗すべく結成された反体制的結社を源流とするといわれている。
1949年に中国共産党が中国大陸における支配権を得ると、イギリス領の香港を拠点とする。シノギは麻薬や偽ブランド品の売買などであり、複数の国に拠点を置き、マカオのカジノ利権を有していると言われている。
香港の中国返還後、中国共産党の要人が「黒社会にも愛国者はいる」と発言、親中派の用心棒としての仕事も増え、2019年には民主化デモの団体への襲撃でも知られる。
香港映画において二挺拳銃など華々しいイメージがあるが、現実の抗争では日本のヤクザと同様銃を使うことはあまりなく(香港では1980年代から2000年代まで銃犯罪が比較的多発していたが、それらを起こしたのは「省港旗兵」と呼ばれる中国大陸出身の元人民解放軍兵士である)、刃物や素手を頼りにしていたという。