概要
心気神経症の略。
身体に異常がないのに身体に異常があると感じ、考えてしまう精神疾患。
その強迫観念からの不安から何度も病院・医院に診断を受けることになることが多く、
その為に異常なしと判断した医者に過度に疑心を抱いたり、又しつこく診断を受けることから注意・あしらう(通常しないのが基本)される・されたと思うことで、
精神を更に病んでしまうことに繋がりかねず、丁重に優しく寄り添うことが医療関係者には求められている。
類似症状に、体感異常症(セネストパチー)がある。心気症と似ているが、こちらはより具体的で時に現実離れしたグロテスクな身体的な違和感や不快感を訴えるものとされる。
アメリカ精神医学会によるDSM(精神疾患の診断・統計マニュアル)では、以前は「身体表現性障害」の一種とされていたが、改定されたDSM-5では「身体症状症及び関連症群」の一種、「病気不安症」とよばれている。