概要
宮島未奈による小説。
主人公の成瀬あかりが日常の中に現れる様々なことに全力で挑む姿を描く。
宮島の商業誌デビュー作である「ありがとう西武大津店」を含めた計6編が収録されている。
主にあかり以外の登場人物が語り部となり、あかりとその周囲で起こる出来事が描かれる構成になっている。
2024年1月24日に続編となる『成瀬は信じた道をいく』が刊行された。
受賞
- 2024年本屋大賞受賞
- 第39回坪田譲治文学賞
- ダ・ヴィンチ「BOOK OF THE YEAR 2023」小説部門第1位
- 中高生におすすめする司書のイチオシ本 2023年版 第1位
- 読書メーター OF THE TEAR 2023-2024 第1位
- 静岡書店大賞 小説部門 第1位
- 第17回神奈川学校図書館員大賞(KO本大賞) 受賞
- キノベス!2024 第1位
登場人物
滋賀県大津市生まれ、同市在住のきらめき中学→膳所高校膳所高校3年生。
中学2年生のときに幼馴染の島崎みゆきとお笑いコンビ「ゼゼカラ」を結成してM-1グランプリに挑戦する。
興味の赴くまま人目を気にせず我が道を突き進む、端的に言えばただの変人だが人を惹きつける魅力を持つ。
- 島崎みゆき
成瀬と同じマンションに住む、生まれたときからの幼馴染。
「成瀬あかり史」を見守ることが自分の役割だと考えている。
- 成瀬慶彦
あかりの父親。娘が塾にも行かずに京大受験するのに加えて、一人暮らしを始めるのではないかとの疑いに気を揉む。
- 成瀬美貴子
あかりの母親。
関連タグ
西川貴教:滋賀県出身のタレントで作中に名前が登場する