折原臨也生誕祭2016

epilogue 来た時と同じ黒いスーツケースに荷物を詰めて、村の人達があれもこれもと持たせる餞別を腕一杯に抱えて、折原さんは東京に帰る。 真っ黒なファーコートに黒いスキニー、足元もやっぱり黒いブーツで、半纏を着て囲炉裏の前で夜酒をしていたナクラさんと一緒とは思えない。 「臨也」 「あーもう、今行くって」 化け物改め平和島静雄さん改め「シズちゃん」は、 呆然としている折原さんにただ「帰るぞ」と言った。 私はそこまでしか知らない。そこから2人がどんな話をしたのか、私は知らない。 私に分かるのは、ナクラさんはやっぱり折原臨也という人で、 折原さんには黒い服が良く似合う、ということだ。 「臨也ー、タクシー来たぞー」 表から折原さんを呼ぶシズちゃんの声がする。 「え、もう？早いなあ、もう少し感傷に浸らせてよ」 口では文句を言いながらも、折原さんはスーツケースを引いて立ち上がった。 「じゃあね、ヒナ。実に楽しかったよ、ありがとう」 お世話になりましたとか、何よりも、好きだった、とか色々言いたいことはあるけれど、 多分私がひた隠しにしてきた気持ちなんて情報屋の折原臨也はとっくに知っているはずなのだから、肝心なことは私の心の底に沈めたまま、何も言わないことにする。 「うん。ばいばい、ナクラさん」 そして少女は大人にならない 全てを捨てて田舎に逃げた折原臨也と、 〈ナクラさん〉の側で育った少女のお話。 ※素敵な表紙はてんぱるさまのフリー素材をお借りしています。 https://www.pixiv.net/en/artworks/77335873 誕生日要素ゼロですが一応臨誕小説です。 シズイザタグつけてはいますがシズちゃんほとんど出てきません。 突貫なので色々おかしいところあると思いますが目瞑ってください！ 時系列？ナニソレオイシイノ？ いざやくんお誕生日おめでとう！！！！！

臨也さん、桃井ちゃんお誕生日おめでとうございます！ 二人の誕生日が同じだったのでそれならまとめて祝っちゃえ！と思った結果こうなりました。 捏造過多、キャラ崩壊注意です。 最後ほんの僅かですが臨→狩要素があります。 黒バスの方は特にカプは意識してません。 桃井ちゃん愛されくらいの気持ちで見てください。 作中黄瀬くんの扱いが少しひどいです、そういうの嫌な人も気をつけてください。

題名のまんま。 性行為を匂わせる表現があります。 あくまで匂わせるだけです。 臨也くんお誕生日おめでとう。シズちゃんと幸せになってください。 誕生日なのになにも誕生日なことしてない小説で詐欺感が半端ないですが許してください。 祝う気はある。