「抱きしめてあげたい」
ここでいう「抱きしめる」という行為の意味合いは様々である。
かわいらしいもの・愛らしいものを抱きしめたいという想いであったり、或いは作品にあらわされた悲しみを感じ取った閲覧者が作品中でその悲しみを発露するキャラクターなどを抱きしめたいというものなどである。
ただ、可愛いものなどの場合は「抱きしめたい」となることが多く、「抱きしめてあげたい」となる時は、その理由が悲しみへの共感であることが多い。
自分の想いに突き動かされての「抱きしめたい」というよりも、相手の悲しみを癒したい、和らげてあげたいという意味合いが強いのが「抱きしめてあげたい」という語として現れる時の特徴と言えるだろう。
いずれにしてもそこには胸を締め付けられるようなそれぞれの切なさがあり、タグとしてこの言葉を用いるときは作品への閲覧者の投影や共感、あるいはある種の一体化が生まれている。
「抱きしめる」というのは人間において悲しみを和らげ癒し得る素朴な行いであり、対他者(人間以外のものも含む)の関係における根源的な行為でもあるのだろう。
たとえそれが二次元的な存在であろうとも、人はそこで強く感情が揺り動かされた時、相手を「抱きしめてあげたい」と感じるのである。
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本タグには表記ゆれ・派生・文章タグも多く、「~抱きしめてあげたい」や「抱きしめてあげたい~」など様々あるため、pixivでは部分一致による検索が推奨される。