概要
播磨国では、斑鳩寺(揖保郡太子町)の寺院日記『鵤庄引付』中、1418年(応永25年)9月15日の条に「サウメン」の記述があるほど歴史のあるそうめんの生産地であった。
江戸時代の宝暦・明和年間(1751年 - 1772年)頃に、揖保郡での素麺作りの組織化が進み、1887年(明治20年)に播磨国揖東西両郡素麺営業組合、2年後に飾西郡素麺営業組合、4年後には飾東郡素麺営業組合がそれぞれ設立された。
1906年には特許局へ「三神乃糸」「揖保乃糸」等の商標登録を行っている。
1922年(大正11年)に揖保郡素麺同業組合を播州素麺同業組合に改組。1935年(昭和10年)に消費市場で手延素麺と機械素麺との混同を防ぐため機械素麺業者を分離し、組合名を播州手延素麺工業組合に改める。
1962年(昭和37年)には播州手延素麺工業組合の名称を兵庫県手延素麺協同組合に改称。
1976年(昭和51年)には、分裂していた3組合を吸収合併し、播州手延素麺の商標を「揖保乃糸」に一本化した。
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インディアンス(お笑い)…メンバーの田渕章裕の実家は「揖保乃糸」の製造も手掛ける製麺所。