時宗小百合
ときむねさゆり
タブレットを常備しており、馬鹿田高校の伝統など主な情報収集は彼女が行っている。
その為、世間知らずと言われてしまうようなカトレアのお嬢様たちの中でも珍しく一般的な庶民の知識を持ち合わせている。
かなりハッキリとした性格。
おかしいと思ったことや違うと感じた事は素直に口にして意見を唱える様子が度々見られる。
仲の良い真行寺文恵や後宮沙耶と違って不良達の名前も呼び捨てをしている。
5話以降からは寺川麻耶や野口聡と特に仲良くなったらしく、劇場版ではタブレットの貸し借りをしたり、そのタブレットで少しエッチなサイトを2人で見ていたことを咎めるなどかなり仲が良くなっているようだ。
ネタバレ気味なので注意してください
元々は男勝りな性格をしており、陸上やサッカーなどスポーツが得意。
しかし親からは「女性らしく」生きることを強要され、好きだったスポーツも取り上げられてしまった。
代わりにやりたくもない習い事をさせられ、自由に好きなことをさせて貰えている弟をいつしか妬むようになり、さらに拗れて男性が苦手になってしまったと言う。
第一カトレア学院にも半ば強制的に進学を決められてしまったらしく、本当は直ぐに辞めるつもりだった。
しかしそこで出会った真行寺文恵の真っ直ぐで凛とした姿に尊敬や憧れの感情を抱くように。
そうしてやってきていたカトレア学院だったが、第二に移りしばらく経った頃にミス・カトレアを決める選挙や親による束縛が重なり、自暴自棄になってしまう。
屋上での出来事などから小百合自身の異変をいち早く察知した寺川麻耶は小百合の後を着いて言ったりと、不器用ながらに寄り添おうとする。その際に小百合は「私と死ねる?」など麻耶に対して試すような言葉を投げかけている。
そうして小百合と麻耶はお互いの悩みが似ていたこともあり、その悩みを分かち合う。
最終的に2人を心配した桜木達也や文恵達が駆けつけたことによってこの一件は収束する。
「私には必死になってくれる友達なんかいない」と嘆き、塞ぎ込んでいた小百合に文恵は愛のある説教をし、優しく抱きしめる。
そうして友人の優しさを感じた小百合は、「自分らしく生きる」ことを心に決めたのだった。