桜木達也
さくらぎたつや
馬鹿田高校の番長であり、何より学校の伝統と仲間への絆を第一に考える熱い男。
不慮の事故から刑務所に収容されている父親を持つ哲也や母親から女の子としての生き方を強いられ一悶着あった麻耶、留年している立浪祥平に対しても分け隔てなく接する優しさや器の大きさも持つ。
1度仲間と認めた相手や懐に入れた相手、"友達"の存在をかなり大切にしている。
自分の周りの友達や仲間が困っている際には躊躇なく手を貸す他にも、番長ということもあってか馬鹿田高校の生徒が他校のヤンキーにやられていたことを知ると、その他校の相手に対し仲間を引連れお礼参りに行っていた。
特に馬鹿田高校のNo.2である浅田哲也とは相棒であり親友という関係の為、よく2人で行動している。
元々はバラバラの学校に通っていたものの、中学2年生の頃にバッティングセンターで偶然出会って以来、高校2年の現在に至る(6話参照)までの間で、濃い信頼関係が築かれてきた様子。
またよく殴り込みに来る宇賀神高校の番長、袴塚とはしょっちゅう喧嘩し煽り合う仲ではあるものの、対等なライバル関係を築いているらしい。
仲間を大切にするというのは、合併先の女子生徒達も例外ではないようで、文恵が落ち込んでしまった際にも、元気づけようとFGSP(文恵を元気にしようプロジェクト)(安直なネーミングである。)(野口聡や寺川麻耶には「(名前の付け方)ダサくね」と言われていた。)を仲間全員巻き込んで敢行したり、ナンパに絡まれている文恵と後宮沙耶を呆れながらも哲也と共に助けたり、他にも文恵に対して冷たい態度を取る本庄真奈に対して訳を聞こうと追いかけ声をかけるなど、結局ほっとけずに手を貸すことは多い。
しかしながら女性関係の色恋沙汰にはかなり鈍く、物語終盤まで文恵の気持ちやその周辺の色恋の動きにまったく気づく気配がなかった。
沙耶から見た文恵や哲也の話を聞いたり、哲也自身の気持ちに関しては度々相談のような形で匂わせられていたにもかかわらず、本人の口からハッキリと聞かされてからやっと理解するレベル。
友達や仲間、学校を優先して考えているせいもあるかもしれない。
劇中では不良という体でありつつも、犯罪を嫌い無意味な暴力は避けるなど不良的要素は薄く、どちらかといえば体育会系の主将に近い。
中学生がチンピラに絡まれていた際には、達也自身に外せない用事があったとしてもどんなに多勢に無勢でも、結局見過ごすことが出来ずに単身で飛び込みに行くといった、強い正義感がある。
教師に対しては噛み付くが、先輩後輩という上下関係はキッチリしているタイプのようで、留年して同学年になっている立浪祥平やOBで兄の蓮の友人である梶原などに対しては基本的にさん付けで呼び、敬語を使っている。
馬鹿田という学校に対する愛と誇りのようなものを人一倍抱いており、それは既に亡くなってしまった兄であり元番長である桜木蓮の影響も大きい。
兄から馬鹿田の番長とバングルを受け継ぎ、「もっと学校を好きになれ」と言われた達也は、しっかりとその言葉と立場を全うしようとしており、馬鹿田や兄がバカにされようものなら、怒りを顕にして落とし前をつけようとする。
その為馬鹿田という看板を勝手に取り下げられ、第二カトレアと合併するとなった際には誰よりも憤りを見せていた。
文恵をはじめとしたカトレアの女子生徒と関わり、彼女たちなりの信念を知っていくうちに、徐々に認めていくようにはなるものの、彼が学校のことを指す時はほぼ必ず「馬鹿田」と言い、馬鹿田の看板もたまり場に大切に保管してある。
「弱きを助け強きをくじく」というポリシーを貫いているのも、彼が度々口にする"馬鹿田魂"の一つであるからと思われる。
なので、馬鹿田の方針に反するような行動を取る本郷やその取り巻きに対して嫌悪感や敵対心、警戒心をかなり抱いており、タイマンの際には「お前、この学校好きか?」と問いかけている。
それでも、尊敬する兄の後を継いで馬鹿田の番長として1番上に立つことに弱気になる時もあるようで、ピンチに陥った際には亡くなった蓮の形見であるバングルを見つめ、思いを馳せることもしばしば。
喧嘩をして勝ち取った兄の机を廃棄された際には町中を探し回り見つけ出すなど、兄に対して執着している様子が本編の中で数多く見受けられる。
端的に表すならば、ブラコンであるといえるだろう。
ちなみに趣味は負かした相手の制服からもぎ取ったボタンを集めること。
左手首には必ず兄であり先代の馬鹿田高校のトップである桜木蓮から受け継いだバングルをしている。
髪型はツーブロックで、学ランに白シャツ、ボンタンという昭和風の着こなし。
冬服は、ボンタンズボンは変わらず、白いTシャツの上から龍と虎が描かれた黒のスタジャン(もしくはスカジャン)を着ている。
劇場版ではズボンの裾をロールアップしていた。
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[私立バカレア高校]4話直後の話。馬鹿田高校とカトレア学院の生徒たちがかわいすぎて。達也文恵も哲也文恵でもどっちでも美味しいなあと思っていますが、これは普通の日常話です。2,928文字pixiv小説作品私立バカレア高校 2 〜8 years later story〜
再々、申し上げておりますが、ブックマークする時は非公開でお願いします。 公開でブックマークをしておられている場合、作者が気付き次第、問答無用でブロック致しますのでご了承下さい。 私立バカレア高校が遂に復活! あの感動的な別れから8年、ニューヨークに留学していた文恵が帰国した。 浮かれる達也たちだが、哲也が事件に巻き込まれ…。 あの最強のお嬢様と最強の男たちが再集結! どうなるのか!? みたいな話です。 YouTubeで見たラジオでユウキを演じたジェシーくんが「2待ってます。」と言っていたところから、8年後の話として書いた話になります。(あのラジオでは8年前と言っていたため。) 今ならこの方々も出演されるだろうと思いまして実在の方のお名前をお借りしています。 小百合ちゃんや祥平先輩の出番がほとんど無く、古葉先生は台詞すらありません。 ファンの方々すみません。 おかしいところが多々あると思いますが気にしない方のみ読み進めてください。14,405文字pixiv小説作品