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暁、北極に行く

あかつきほっきょくへいく

『国境の長い海域を抜けると北国であった。夜の底が白くなった。テント場に白熊が止まった。』
目次 [非表示]

艦船擬人化STG「アズールレーン」に登場する同名の駆逐艦「」の専用スキンの名称である。

ただ、何故暁が北極に行ったのか、なんでこんな着込んでるのか、というかそんな話あったっけ?…という方にそのいきさつを話そう。


まずどうしてこうなったのか編集

話は去年の今頃、アズールレーンで開催された特殊な家具が手に入るお茶会イベント「ワイワイお茶会」にまで遡る。もっと言うと暁が実装された「紅染の来訪者」にまで遡るがそこは割愛する。

このストーリーは基本的に主人公的なキャラは実質おらず(登場人物全員主人公といった方が近い)、重桜とロイヤルの親睦会と主要キャラの日常を描いたほのぼのイベントの様な立ち位置にあった。そんなイベントの題1話で、暁の妹たち雷電姉妹が特別な服を身につけてお茶会に参加した。勿論、紅染以降の話なので暁もアズールレーン連合に所属しており、お誘いもかかっていたが、自分よりも姉妹を大事にするような彼女は


「響が参加していないお茶会なんで拙者はお断りするでござる!響、待ってて!拙者が絶対連れ帰ってみせるのでござる!」


…と、この時まで実装されていない響に会うために北方連合の領土に単身向かうという無謀極まりない行為に出たのだ。


ただ、ここで既に彼女は致命的なミスを犯していた。戦力不足とか、指揮官を頼らなかったとかそういうのじゃない。

彼女は方向音痴なのである。方向音痴がガイドを連れずに単身外に出たのである。

大事な妹を連れて戻るため、ひたすら寒い海を一人奔り続けた暁だったが、国境のトンネルのように長い道を進んだ末、彼女が奇跡的にたどり着いた地はなんと北方連合……ではなく


「ん、ここに何か書いてある。『あすか』…『ドローニング・モード・ランド』…」


そう、そこは雪国ならぬ北極…どころか南極であった。

南極という未開の地に響がいるはずもなく、響奪還計画はこれにて失敗、暁は帰還することとなった。


ただ、一応の努力はしたのか、そこをキャンプ地として、響捜索のかたわら、置き手紙一本で飛び出して心配しているかもしれない妹達に安否を知らせるために、白熊と仲良くしている写真を送った。その時の姿がこれである


それから約半年後、当時はまだボイスの無かった暁にボイスと同時にキャラクターストーリーが実装され、このスキンも改めてお茶会イベントの補完という意味合いをもたされつつ、販売されることとなったのである。




概要編集

そんなこんなで明石のショップでダイヤ販売として実装されたのがこのスキンである。「南極行ってるのに北極…?」というのは誤字では無く彼女の側にたった名称。彼女だって行きたくて南極に行ったわけではない。本当は北にいくはずだったのである。

ちなみにお茶会イベントでは暁が南極に行ったというのは地の文としても言われていないが、暁がたどり着いた地で読んだ立て看板の「あすか」と「ドローニング・モード・ランド」がその答えとなっている。

「あすか」というのは日本が南極にたどり着いた時に建てた南極観測基地「あすか基地」の事であり、そのあすか基地が建っている領域が、ノルウェーが領土として主張している領域名「ドローニング・モード・ランド」にある。他国の領地に日本基地って何ソレと思うかも知れないが、そこは南極条約のおかげである。とにかく、暁は北上に北上を重ねまくった結果、南から行った方が近いようなポイントにたどり着いちゃったのである。方向音痴もここまで極まるともはや才能。


見た目については、ニンジャめいたメンポはそのままに、しかし、あの露出が割とある寒そうなニンジャ装束は流石に着替えて、氷雪地帯の必需品であるストックと方位磁石を手に、ノースフェイスで売ってるような登山などのアウトドア用ウェアに。チャームポイントの赤黒のマフラーは今回は真っ赤で幅広のマフラーで機能性重視。頭も寒くないように穴あきニット帽で覆って防寒対策ばっちりである。上だけは

下はミニスカタイツである。

「あすか」のある地域においては冬場では最高気温が高くても-10℃から上にいかない南極で、ミニスカタイツである。普通だったら凍傷→壊死→凍死コンボまっしぐらだが、彼女はニンジャだから多分問題ないだろう。古事記にもそう書かれている。

ウェアの下を見るとこれも制服の上に着るようなニットベスト…というか同じ特型駆逐艦の吹雪が着ていたそれと同じものである事がわかる。北をナメている。

だが、お茶会時点ではもっと寒そうないつものニンジャ装束で出向いているのを考えると、明らかにちゃんと温かい服装にしている事は間違いない。ニンジャ耐久力を持ってすれば、冬の寒さもまた涼しという事なのだろう。というよりは白熊か「あすか」の人たちが彼女の姿を見かねてモノを供給した可能性すらありえる。

彼女の主武装である探照灯や魚雷発射管は白熊たちに雪まんじゅうにされ、一体にその雪まんじゅうをまくらにされている。しっかりと張られたテントの周りには白熊がのほほんとしており、彼女に対して警戒の素振りすらなくたかっている。その白熊たちと集合写真を撮ったらしいが、響捜索がメインの彼女に三脚などがあるはずもなく、白熊か、突いてきた饅頭たちに撮らせたと思われる。その写真は電からは「クマさんたちかわいいですね」と好評(?)だった。


戦闘時にはちゃんと手に主砲を持つが、一部連装砲などはついてきた白熊に装備させており、白熊と息の合った連携で敵艦を爆発四散させていく。方向音痴だが彼女は立派なニンジャなのだ。


表情差分があり、プリプリと怒る顔や口をヘの字にしてふんすとした表情の中に、目の光が完全に無くなった差分がある。それがタッチ2に割り当てられており、そのわたわたとしたタッチボイスに反してちょっと申し訳ない気持ちにさせられる。


関連イラスト編集

暁さむー

関連タグ編集

アズールレーン 衣裳 暁(アズールレーン) スキーウェア 北極


電(アズールレーン) バニラプリン(アズールレーン)

雷(アズールレーン) サクラブレイク

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