概要
興宮中学に通う中学一年生。
DV被害者の保護団体「ポラリス家族の会」に所属しており、他者との交流に怯える気弱な少女。
人物
紺寄りの黒髪で、普段着は白のワンピースにベレー帽を被っている。
他の会員に比べて人一倍引っ込み思案であり、怯え以外の感情の起伏が見えづらいのが特徴的。会員以外の人との会話で言葉を詰まらせてしまうことが多く、ある程度親しくなれた場合でも長い会話をすると疲れてしまうほどにコミュニケーションを取りづらくなっている。一方で好意的な接し方をする相手に対しては敬意を持っており、時には自分からお礼を言う勇気も持ち合わせている。
過去
ポラリスに来る以前は団地住まいで、父親から母親共々暴力を振るわれており、明日が来ること自体に憂鬱な状態まで追い込まれていたところ、聖母の本から影響を受けた母親に逃げるように連れられて入会したという経緯がある。
加えて入会しようと雛見沢に来た際、原住民の老人から(悪気こそないが)一方的な話を受けてしまい、他者とそれを信じることへの恐怖が今の性格を形作っている。
ポラリスに来たことで幸せな生活を送れていると感じているが、排他的な思想にすっかり染まった母親を見て複雑な思いを抱くなど良くも悪くも普通の感性のままでいる。