概要
『長七郎江戸日記』と統一した里見浩太朗主演の時代劇シリーズ作品の一つである。11代将軍・徳川家斉の実弟にあたる松平右近が、浮世小路の医師・藪太郎として市中で暮らしながら江戸の町にはびこる悪を倒していく痛快時代劇。放送経歴は1982年3月28日から1983年3月20日まで全51話が放送された。その後、1983年4月3日から同年9月4日まで続編のタイトル『新・松平右近』で全22話が放送された。
オープニング(冒頭での口上)
※第26話まで使用された。(語りの音源は芥川隆行が担当)
「とざい、と〜ざい。今宵ご覧に入れまする『松平右近事件帳』。これぞ、十一代将軍・家斉公の弟君。権力の座を捨てて市井(しせい)に生きる心意気。悪を許さん、快刀乱麻(かいとうらんま)の働きを隅から隅まで、ずずずいーっと、ご覧願い奉(たてまつ)ります。」
主題歌
※全シリーズ全て、主演の里見が担当。
【松平右近事件帳】
・「流れ坂」(TDKレコード)
作詞:東海林良/作曲:芳野恭郎/編曲:斉藤恒夫/唄:里見浩太朗
※B面曲『愛よ!その日まで』はオープニングテーマに歌詞をつけたものである。
【新・松平右近】
・「しあわせ」(TDKレコード)
作詞:カザマタロウ/作曲:菊池俊輔/編曲:馬飼野俊一/唄:里見浩太朗