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楽捨

がくしゃ

楽捨は楽曲「野ざらしの首、鬼ヶ島にて」、小説「円尾坂の仕立屋」のキャラクターである。
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概要編集

東方の国「蛇国」の僧。

円尾坂の北に位置する伊那佐山で倒れていたところを旅をしていた僧の魏耶羅(ぎやら)に助けられたが本来あったはずの記憶を失っていたことから自分の名前すらも思い出せなくなっていたことを哀れんだ魏耶羅に「楽捨」という新しい名を与えられ彼の弟子として僧になるための修行を始める。

彼の左手と顔には火傷の痕があり、人前では深編笠(ふかあみがさ)をかぶる。

蛇国のあちこちを旅しながらも仏の道を学び、一人前の僧になった頃に魏耶羅が病死し、一人で旅をし続けた果てに円尾坂にたどり着き、刑場前の台に置かれていたある女のさらし首を目にする。



一方、誤りで地獄「hellish yard」にたどり着いた魏耶羅は二代目の冥界の主によって天国への扉に導かれる前に現世での心残りで楽捨の本来の記憶を取り戻させてあげて欲しいと冥界の主に頼み、この繋がりで楽捨は自分が誰であったのかを思い出すが…。




ネタバレ注意編集













































Scissor「s」


楽捨の本来の名前は首藤楽我(がくが)。


首藤禍世の、円尾坂の大火で亡くなったと思われていただったのである。


彼は元々奥戸家の現当主・奥戸我斗の孫の一人だったが、若い頃から喧嘩沙汰や遊びばかりをしていたことが祟り勘当されてしまうも、円尾坂で仕立屋を営んでいた禍世(黒髪黒眼の頃)に一目惚れし、交際を断られても諦めずに通い続けた結果ようやく折れて恋人関係になる。

まだ健在だった禍世の母・神楽(レヴィアの母ラハブがなりすましている)から禍世は楽我からすれば従妹(いとこ)であり、神楽は楽我からすれば伯母であることを聞かされる。


しかし諦めることなく神楽を説得し続け、ようやく許しをもらったことで結婚することになったが勘当されている身であるため首藤家に婿入りすることで落ち着いた。


その後は子が生まれ幸せな結婚生活を送るが、ある日の夜に禍世の誕生日に渡す品物を受け取るために受け取り先に向かっていたところ、フリージス商館に放火しようとしていた不審者を見つけ、捕らえようとしたが相手がそれに気付いて焦り、近くの茂みに火が落ちてしまったことであちこちに燃え広がってしまった隙に犯人を取り逃がすも、今は禍世と子供を助けなくてはならないと判断し、円尾坂に戻って救出するが火事による建物の崩壊に巻き込まれる。

ここでサテリアジスの子孫である彼の体の中に隔世遺伝の変身能力が蛇国に流れていた傲慢の器『ルシフェニアの四枚鏡』の影響で目覚め、その力で悪魔の姿に変身し彼女たちを助けたが、声をかけることに躊躇していたその時に放火の犯人を見つけ追いかけるも途中で力尽き、記憶喪失となって伊那佐山に落ちてしまったのである。


全ての記憶を取り戻した彼はエルルカ=Ma=クロックワーカーの転身の術で姿が変わり、その後に殺人事件を起こし斬首され、さらし首にされた禍世を全く知らなかったためもうこの世にはいない彼女に会うため刑場を去っていった……。


関連タグ編集

野ざらしの首、鬼ヶ島にて 円尾坂の仕立屋

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