ゲーム実況プレイヤーである幕末志士の坂本氏が大学生の時にRPGツクール2000で作ったゲーム。
ゲームそのものは配信しておらず、製作者自らの実況動画と公開された設定資料を除いてゲーム内容は判明していないが、公式グッズとしてアクリルキーホルダーが制作されている。
概要
エビド国とリヒール国の戦争の中、脱走兵となった主人公と記憶を失った少女の逃避行を描いたRPG。
大学生当時「ラグナロクオンライン」のギルドマスターだった坂本氏が自作した「ギルドメンバーと自作キャラのSS」がベースになっている。
登場キャラクター
陰(イン)
本作の主人公。かつてはエビド国の兵士だったが現在は脱走兵となっている。
脱走にも資金がいるためリヒール国にいた奈優を攫い、戦線近くの樹海まで逃げ込んだ。
斬撃時に吸収した血液を魔力に変える剣「紅~クレナイ~」が唯一の武器で「絶」という特殊技能が使える。
様々な予言者による主の言葉が記された小本を携帯しているが、今は読んでも心が動かないようだ。
本人曰く「軍では陰≪イン≫と呼ばれていた」らしく、本名ではない可能性がある。
不愛想だが割と口数は多く、戦いを始める度に「さて…」と口癖のように呟く。
元になっているのはROに4人いた坂本氏のキャラの一人、サブマスターの「影(イン)」と思われる。
同じく坂本氏のキャラの一人であるギルドマスターの「鋭(エイ)」が使用する(という独自設定の)特殊能力「アン・ダンテ(緩やかな神曲)」が使用可能になる予定だったらしい。
奈優(なゆ)
陰によって攫われたリヒール国の少女。
自分の名前や出身地など基本的なことは把握しているが、自分が置かれた状況に至るまでの記憶が部分的に抜けている。
樹海の魔物に対抗する力はなく、既に国境を越えているため東の軍兵に見つかればその場で銃殺、故郷の街も壊滅しており帰る場所すらなく、両親の生存も絶望的という状況を聞かされて逃走を断念、しぶしぶ陰に付き添うこととなる。
坂本氏曰くCLANNADの古河渚とKanonの月宮あゆをミキシングした「うぐぅ感」のあるキャラ。
名前は坂本氏の「知人の名前」をそのまま拝借しているらしい。