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殺人鬼探偵とは狂気太郎によるネット小説である。

概要

2000年11月3日に作者のサイト『狂気太郎』(現在は狂気太郎.net)にて掲載され、その後約2年おきに新作を発表。2010年1月1日掲載の『殺人鬼探偵V』をもって完結した。

まずはじめに言っておくこととして、この作品はいわゆる「推理小説」ではない(作者曰く「不条理スプラッター・ハードボイルドアクション」)。各話の流れとして主人公黒贄礼太郎が誰かに探偵業を依頼され、その解決を見ていく形になる(『III』と『V』は長編形式)のだが、その際に推理する場面はほぼ全く出てこず、力任せに目標や周りを殺していくことがほとんどとなっている。

狂気氏の他の作品と同じく最低でも数百人、多いときには数百万、数千万人が各エピソードごとに殺されていく。それは事件に関係ある者ももちろんであるが、ただの通行人も極めてあっけなく次々と殺されていく。このように殺害描写が横溢しているが、日常パートでは主人公の性格故かコミカルな描写もあり、笑える要素も多い。メタなネタも多く作中で「誰か」「誰かさん」「彼」などのセリフが出た場合大抵それは作者自身を指す。

(ニコニコ大百科より転載)

登場キャラクター

黒贄礼太郎(くらに れいたろう)

主人公。タイトルである殺人鬼探偵とは彼のこと。

いつもよれよれの黒い略礼服を着ている。

殺人鬼として、独自の哲学を持っている。死体で遊ぶのは好きだが、カニバリズムの趣味はない。

凶器は100種類(Ⅱからは101種類)ある中から毎回くじで選ぶ。

不死身であるが、副流煙と生活苦、幽霊が怖いらしい。

大曲源(おおまがり げん)

八津崎市捜査一課の刑事。後に、署長になる。

対戦車砲で吹っ飛ばされた過去があり、体の右半分がサイボーグ。そのため黒贄からは「そそられない」と言われていて、だからこそ黒贄との関係が保たれている。

神楽鏡影(かぐら きょうえい)

占い師。裏稼業として暗殺も請け負っている。通称「闇の占い師」

黒贄にターゲットにされたり、他のキャラのボケに巻き込まれたりと、なにかと苦労人。

ブラックソード

アルメイル(地球とは違う次元にある世界)出身の暗殺者。

Ⅲ以降では剣里火と改名し、四次元探偵として活躍する。

草葉陰郎

幽霊探偵。すでに死んでいるが、生前私立探偵を営んでいたため、死後も探偵業のようなものを行っている。雨の日に死んだため、雨が降っている間しか活動できない。

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