狂気太郎とは、日本の小説家である。
1998年から同名のホームページで小説を公開。
主にスプラッター、ホラー、ダークファンタジーのジャンルを扱う。
人間の心の奥底に潜む狂気や残虐性を押し出した描写、壮絶な戦闘や凄惨な情景、また、世界の存在そのものへの懐疑というテーマが作中に多い。
代表作は「殺人鬼探偵」「陰を往く人」「想師」「殺戮の地平」「骸骨騎士」「モラル」など。
検索してはいけない言葉として彼の初期作品「ずれ」の一節『一日が二百時間というのは皆さんも知っての通りだ』が挙げられることがある。
Google検索すると、該当小説の頁がトップに出る。
また、短編「お父さん」が発表されてからは『ミクミク いじめ』『ミクミク お父さん』等の検索ワードも挙げられていたが、2015年6月の現在、作者の意向で検索結果で原文のページは出ないようになっている。
「息子をいじめ殺した少年に凄惨な方法で復讐する父親」というショッキングな内容であり、短い内容ではあるがその描写は凄まじく初めての読者にはあまりおすすめできない。
某音楽ソフトの名前を想起する字面ではあるが、関係はない。
その作風と名前のインパクト、独特のセンスから狂気的な作品ばかりのように思われやすいが、内容は至極まともなテーマを扱っており中には感動作もある。
『いつか出版されることを夢見て腐らせるよりも早いところ公開してしまった方が浮かばれる』
(オンライン残虐小説家より)
そうした理念から執筆作の多くはサイト上で無料公開し、公募に送られた短編などがコンスタントに更新されている。また、商業でも積極的に活動中。
2001年から2003年にかけて学習研究社から
「想師」
「想師II~悪魔の闇鍋~」
「殺戮の地平(旧題:希望への破滅)」
の三冊が灰崎抗とかいう人の名義で発売された。
絶版した後、「想師」は電子書籍化を経て「想師III~創世二人羽織~」で7年ぶりに完結。
「殺戮の地平」はホームページ上に復活した。
2009年から電子書籍で「血の天秤」「デビル・ボード」等の著作が販売され、2014年3月24日「デビル・ボード」が紙書籍として出版。
2016年は「美しい人」をプリントオンデマンド形式で先行発売するなど、実験的な形態にも意欲的である。
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