場所
エルニド諸島本島から見て水龍の島をはさんで真南にある海域。
逆三角形の各点だけが突出した格好の3つの岩が特徴的なエリアである。
その岩の形状から、水龍の島に住む妖精たちの間では「三つ子の海域」とも。
怪しい噂の絶えないスポットである。
HOME WORLDではここに水没している星の子の宇宙船の影響で海域中心部に円形の輝きがあるが、ANOTHER WORLDでは宇宙船が墜落の衝撃でバラバラになって破片が深くまで埋まっているという状況なので、その輝きは無い。
ただしいずれの世界でも宇宙船の影響で人が潜れるような環境となっており、実際に海底を探検することができる。
ただしHOME WORDでは敵を倒さずに進むと奥の宝箱を開けた時点で倒していなかった敵と連続で戦うハメになったり、ANOTHER WORLDでは巨大なクラゲ「ジェリーキング」を倒さないと目的地にたどり着けなかったりと、実はプレイヤーへのトラップに満ちている。
特にジェリーキングは特殊な耐性をもつため、パーティメンバーとそのエレメントの配置(クロノクロスのシステムで、キャラ個別に属性付きの魔法や技をセットするようなもの)によっては永遠に倒すことができないという罠がある。
初見殺しながら一応エスケープはできるので、配置をミスっていたら逃げるしかない。
綺麗なマップと癒しに満ちた楽曲とは裏腹に、ゲーム的には案外と難所である。
楽曲
同じく海月海で使用される曲。
穏やかで透明感のあるのびやかな楽曲にして、しかしその旋律には静けさだけではない独自のメッセージがある、「クロノクロス」屈指のスリープサウンド。
作曲者の光田康典自身によれば「クロノクロス」楽曲における同氏のお気に入りの五指に入る。
サウンドトラックでは、「クロノクロス」の壮絶な山場の一つであるフェイト戦で使用される「FATE~運命の神~」の次曲として収録されており、前曲で徹底的に緊張した聴き手を最大限癒してくれる。
ただしこの次曲にはこちらも壮絶なシーンで用いられる激しい曲である「炎の孤児院」が控えているので、気持ちを緩めすぎると本曲の後でトラウマ級のビビりを体験することになる。
癒しによる神経の完全緩和は最も後半までとっておくのが吉。
サウンドトラックではDisc2に収録。
光田による分類では、「DISC2―転―」にあたる。