概要
CV:名塚佳織
鵜野うずめの先輩にして、彼女の良き相談役。高等部ではアイドル的存在で、周囲にも頼りにされている。
うずめの相談にも度々乗っており、彼女にとっては憧れの先輩でもある。
作中の雑誌で人気投票1位にもなる読者モデルでもある。ピアノも嗜んでいる。
自分からも相手からも、お互いの助け合いが大事との信念を持っている。
早い段階から「ラスボス臭がする」と頻繁に言われており、ラスボス先輩と呼ばれていたが、10話のラストで希望相互扶助委員会の委員長である事が判明する。やっぱりそうでした。
また、ささら達5人とアロエの前のマスターでもある。
幼少のころに「大切な友達」と呼ぶ存在だったドールの「ソネット」を事故によって消滅させてしまっている。
それ以降はソネットの復活の為にあらゆる手を尽くしており、委員会の設立もこれが理由である。
希望相互扶助委員会がカード状態のささら達を狙うのもソネットの復活の為のカードデータとして使う為であり、最大の目的でもある。
また自身がソネット復活の際の器として作り上げたオリジナルドール「プロトゼロ」を従えている。
ささら達を手放したのは自分の元ではささら達の成長が見込めないと判断したためであった。
一度うずめに渡し、彼女らに敵をぶつけることで絆を深めていくよう促していたのも彼女らの成長の為であった。
だが、それも前述のソネット復活のための布石でありささらたちに優しく接していたのはソネット復活のためにより成長した優良なデータが必要だったからであり、彼女たちをただのデータとしてしか見ていなかった。
それを見抜いていたのかささらだけは彼女に不快感を示していた。
漫画版においては、彼女の過去がより綿密に描かれている。
幼い頃の小町は、研究と功績にかまけて娘を顧みない両親のもとでネグレクトに等しい不当な扱いを受けて成長してきた。しかし、そんな中でソネットと出会い、彼女に対しては心を開くようになっていった。
しかし、後に事故でソネットが消滅した時には両親から責任を糾弾され(当時はソネットが成長する可能性を秘めた貴重なドールとして捕らえられ、両親は小町の功績を基に自分達が高いポストに上り詰めていた。故に、自分達が責任を問われた時の逃げ道のことしか念頭に無かった)、挙句の果てには彼女の存在を自分以外の周囲の人間から気にも留められなくなってしまう。
結果、小町は「自分だけは決して忘れまい」と誓った末に、消えていったソネットの新たな構築、そのための『希望相互扶助委員会』の結成へと歩み出していった。
プロトゼロ
小町がソネットの器として新たに生み出したドール。彼女がうずめに正体を明かすまでは、書記官であるアンヌの傍らに控えていた(このためか、うずめもかがみも、当初はアンヌを委員長だと思い込んでしまっていた)
従来のドールよりも戦闘力を重視して作り上げたようでうずめ&まない&かがみのドール達の一斉攻撃を受けても傷ひとつつかず全員での合体攻撃でさえロッド一本でたやすく弾き返すなど凄まじい強さを誇った。
敢えて感情を希薄にして作ったはずだがうずめやささらの言葉に感化され「消えたくない」と本音を漏らし涙を流し戦意喪失している。
その後はある手段でのソネット復活に協力し自身を道具扱いしていた小町を許し微笑むなど完全に一人のドールとして成長している。