概要
物語の舞台となる”グリの町”のどこかに、前触れなく、芽吹いた大きな繭から生まれ、頭に光輪を浮かべ、背中には灰色の羽が生えているという天使を彷彿させる姿をしている。光輪は鋳型のようなものから作られ、仲間から授けられる。
生れた時は赤ん坊というわけではなく、劇中で登場した灰羽は幼子~若い女性位の年齢である。幼子は「年少組」に分けられる。(小学生以下の年齢が年少組に分けられるのだろうか?)
元々学校だったオールドホーム及び、廃工場で生まれるらしいが、それ以外の場所で生まれた灰羽がいたのかは不明。
灰羽たちはグリの町ではないどこかに住んでいて、普通の人間だった自覚と、自転車や海などの最低限の知識は覚えているものの繭の中で見た夢以外は覚えておらず、その夢の内容で名前を決める。(年少組はこの限りではなく、将来の夢や好きな物で名前を決めることがある。)
灰羽の羽は肩甲骨辺りから皮膚を突き破りながら生えてきて、かなりの激痛を伴う。このシーンが描かれたのはラッカの時のみだが、インパクトを感じた視聴者は多数いた模様。
彼らは灰羽連盟と呼ばれる組織によって保護されており、町のしきたりとして年長組は仲間のため何らかの仕事をしなければならい。また古い物しか使ってはいけなく(食べ物などの消耗品や、眼鏡など中古だと困る物はどうするかは不明)、さらにお金を使うことも禁じられておりその代わりとして手帳を与えられる。
町の人と仲は良好で、幸福の象徴と信仰され大切にされている。
ここから先、ネタバレ注意
罪憑き
一部の灰羽に見られる症状で、羽に黒い染みができる。壁の近くにある。老人の木から取った染料で塗りつぶすことはできるが、根本的な解決にはならない。普通の灰羽と違い祝福を受けず、最終的にはは関った人全てから忘れ去られようになるらしい。
レキは生まれた頃から罪憑きであり、クウとの別れに耐えられなくなったラッカの羽も黒くなった。なぜ祝福を受けない灰羽が生まれるのかは一切不明。
結局灰羽とは?
結局本編では余り語られず最終回を迎えたが視聴者の間では灰羽達は死んだ亡霊達で、グリの町は死後の世界という見解が最も多く、繭の中で見た夢は死んだ時の情景という説が主流である。(あくまで説であり、公式から明確な答えがあるわけではない)