概要
原作は、安倍吉俊の同人誌「オールドホームの灰羽達」である。
2002年アニメ放送された当時は知名度もなかったが、描写の素晴らしさやストーリーの秀逸さ(特に後半からラストにかけてのシリアス具合の高騰具合)に口コミで広がった作品であり、「これまで観てきたあらゆるアニメの中でもこれを超える作品はない」と言うまでの熱狂的なファンが多く存在する作品の一つでもある。世界観は、村上春樹の「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」の「世界の終り」あるいは中編小説の「街と、その不確かな壁」等に共通点があり、インタビューにでもこれら小説の影響を受けていることについて言明している。登場人物たちの深い心理描写、独特の不思議な世界観、セピア調の抑えた色彩、美しく雰囲気のある背景、透明感あふれる音楽などのほか、精神的なテーマを扱い、悲しく重い内容を含みながらも、これらのバランスが良質な作品となっている。
ストーリー
高い空からまっすぐに落ちていく少女。やがて彼女は水に満たされた繭の中で目を覚ます。古びた建物の一室で彼女を迎えたのは背中に飛べない灰色の羽を持つ「灰羽」と呼ばれる少女達。繭の中で見ていた空を落ちる夢から、少女はラッカと名付けられる。円形の壁に囲まれたグリの街、灰羽の暮らすオールドホーム、そこでの仲間たちとの穏やかな日々。戸惑いながらも少しずつその生活に馴染んでいく。
登場人物
トーガ(CV:[[]])
主題歌
オープニングテーマ
「free bird」
歌 - 大谷幸
エンディングテーマ
「Blue Flow」
歌 - Heart of Air
関連動画
関連タグ
外部リンク
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