作品解説
1985年に刊行された。著者の村上春樹氏にとっては初めての書き下ろし長編小説。
東京が舞台の『ハードボイルド・ワンダーランド』の章と“壁”に囲まれた“街”が舞台の『世界の終り』の章が交互に進行する。
1990年代から2000年代にかけての創作物に大きな影響を与え、元祖セカイ系と呼ぶ人もいる(※東浩紀)。
登場人物
ハードボイルド・ワンダーランド
- “私”:主人公、“計算士”
- 老博士:フリーランスの生物学者。
- 太った娘:博士の孫娘
- リファレンス係の女の子:図書館のリファレンス係の女性
- 大男とちび:謎の二人組み
世界の終り
- “僕“:主人公。“夢読み”
- 影:主人公の影
- 門番:“街”の門番
- 大佐 : 元軍人で、“僕“:の隣人
- 図書館の少女:図書館の司書
- 発電所の管理人 : “街”の唯一の発電所の管理人
関連作品
別名・表記ゆれ
世界の終りとハードボイルドワンダーランド 世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド