概要
『灰色のアルカディア』とは、2024年5月31日に「Peaky」から発売された18禁BLゲームである。シナリオは鴻上リルカ/ほか、原画・キャラクターデザインは真嶋しまが担当。
主な略称は「灰アル」。
あらすじ
ごく普通の学生である主人公・浅賀珠生は、親戚の樒世界の紹介で、エリート子息が通う全寮制の男子進学校・名宮学園に転入する。
珠生は3人の学生と親しくなり、楽しい生活を過ごしていく。
しかし、次第に珠生は3人の行動に違和感を覚える。
――本当に「マトモ」なのは誰なのか――
――この学園はどこかおかしい――
登場人物
- 浅賀珠生(あさか たまき) cv.本間かいな
主人公。2年生で名宮学園に転入する。明るく礼儀正しく真面目な青年。
成績は前の学園ではトップクラスだったが、エリート進学校の名宮学園では中の下くらい。人の心の機微に鋭い。学園関係者で親戚の樒世界の勧めで、私立名宮学園に編入することになった。
前の学園も男子校だったため、今まで女子との接点が少なく、恋愛には興味なし。童貞。
- 菖蒲理央(あやめ りおう) cv.真野大
珠生のクラスメイト。爽やかな好青年で、皆のリーダー的存在。成績は学年トップクラス。2年生ながら生徒会長、寮長、学級委員を兼任する。
面倒見がよい性格で、編入してきた珠生に優しく親切に接し、すぐに友達になる。
- 時島芹(ときしま せり) cv.宮尾章
珠生のクラスメイト。モデルのような美貌の持ち主。いつもにっこり上機嫌でテンション高め。
自分の気分が最優先のマイペース派で、周囲の空気を読むことは皆無。それでいて誰にでも好かれる人気者。
ふわふわしてそうでいて、何でも要領良くそつなくこなし、成績も上位をキープ。スポーツも得意で、バスケが大好き。
- 筒治亨一(つつじ こういち) cv.摂津克之
3年生。寡黙でぶっきらぼう。いつも一人で誰ともつるもうとしない。
クラスメイトを殴ったり備品を破壊するなど暴力的な一面があり、生徒たちからは恐れられ、学園からも問題視されている。
成績はいつも赤点スレスレ。エリート揃いの生徒の中ではかなり浮いた存在の問題児。
- 樒世界(しきみ せかい) cv.河村眞人
名宮学園の保健医。穏やかで優しく、いつも学園の生徒たちのことを第一に考えている先生。
勉学一筋の学園生活において、生徒たちが心身を健やかに保つことができるよう心を砕いている。
珠生の親戚だが、学園内では表に出さず、あくまでも教師と生徒という立場で接している。
物語の舞台
私立名宮学園(しりつめいきゅうがくえん)
本作の舞台となる学園。
一流企業の経営者や政治家の息子など、政財界有力者のエリート子息が多く通う少数精鋭でハイレベルな全寮制男子進学校。難関校への進学者を数多く輩出している。
「雑念を入れず、勉学のみに集中できる最良の環境で学ぶ」という教育理念のもと、人里から遠く離れた山の上に作られた。最寄り駅からは車で1時間以上。
勉学への集中を最優先とする教育方針から娯楽の類いは厳しく制限され、ゲーム機、テレビ、音楽プレイヤー等は一切禁止。携帯電話も学園には持ち込めない。
外出も基本的には禁止され、夏休み等の帰省も許されない。