概要
作者はどおくまん。
1980年から1984年にかけて週刊少年チャンピオンで連載された。
序盤は強面だが気弱な少年、力勝男がハッタリで高校生活を乗り切ろうとするギャグ漫画だったが、中盤以降は不良グループ同士の抗争を描くアクション大作となっていった。これについて作者は『シリアスな展開になったのは読者からの要望ではなく、漫画を描いていく内にこうなった』とコメントしている。
登場人物
力勝男
本作の主人公。
強面で厳ついが、実は臆病で「豚の骨」と揶揄に遭ったり、獣田から50メートルパンチを受けたり、家族から理不尽な目に遭ったりと残念なところがあった。しかし、火野と会ってからは意志が強くなる。
のち「力組」を結成し『黒いゲリラ』を組織し『北大阪の虎』との戦いに臨む。
天界を倒した後、警察に自首して逮捕されるが、みんなから声援を受けた。
石田鉄太郎
力の同級生で相棒。通称は『鉄』。
自ら力の舎弟になり『兄ィ』と呼んで慕う。
喧嘩に強くないものの、口喧嘩に強い。
とても不良事情に明るい。虎との最終決戦では力の影武者を務めた。
火野竜造
四国土馬高校から来た転校生。異名は『土佐の白い波』。中国拳法の使い手であり、非常に頭もキレる。
獣田との対決に敗れ、獣田から力の子分になるように命じられる。
富岡吉造
元花沢高校番長。力との対決に敗れて子分になる。
北大阪の虎によって双子の弟を失った過去を持つ。
足が悪い風に装って松葉杖の仕込み刀で戦う。
獣田三郎
子分を作らない一匹狼。おちゃらけキャラだが実力は本物であり、力や藤堂に取っては恩人とも言える存在。
日の本グループ会長の三男で、金はいくらでも自由に使える。力を50メートルパンチのサンドバッグとして利用したりしていた。力が彼の子分になろうとするのを断るが、陰から何度も力の窮地を救う。
天界君主
悪の学生軍団『北大阪の虎』のボス。
双子の兄がいる。
藤堂順
虎のナンバー2。宝蘭ら五悪神と対立しリンチされた時、獣田に救われ獣田の相棒的な存在となる。最終決戦では獣田と共に黒いゲリラ側を支援。花沢高校の番長時代、力に敗れている。