概要
「皆川フェード」とは皆川亮二の漫画作品でよく見られる演出のこと。
「皆川フェードアウト」「皆川エフェクト」とも呼ばれる。
映像作品の「フェードアウトによる場面転換」を漫画で表現した演出で、セリフを話している人物の顔アップが透過して、次の場面の背景が描かれているというもの。
デジタル作画が確立されていなかった時代では、人物の輪郭のみを描くなど手描きで透過を演出していた。
なおアナログ時代でのやり方の一つは「コピー機でコピーした原稿の上に更に顔だけ描いた原稿をコピーする」こと。
とはいえこの演出は映画の場面繋がり技法から由来しており、前後のシーンを分かりやすく描かないと話の流れは意味不明になりやすい、単に透過する人物の顔アップを描くだけではない。
皆川っぽい演出やめろ!!
サークル「OMEGA 2-D」による同人誌「侵略!ELS学園」で描かれた1コマ。
商業作品ではないにもかかわらず「皆川フェードのパロディの例」としては最も広く知られている。