由縁
チェルシーは過去に同盟軍に教導官として所属していた経緯を持ち、現在の同盟軍司令官であるフルエン・カーツのかつての上司でもあった。『硝煙女帝』とはその時の通り名である。
当時は非常に厳格な性格で恐れられていたようで、彼女が正体を明かした途端にカーツが震えあがる様は、さながら鬼軍曹と呼ばれるに相応しいものであった。
そんな教導官時代の彼女の様子は、当時同盟軍に所属していたあのレンヴォルト・マガシの記憶にも深く刻まれており、現在のチェルシーと『硝煙女帝』が同一人物と知るや、思わず驚愕の声を上げていた。
そのチェルシーの全貌は、サイドストーリーにて明らかになっている。
が、その後どういう経緯で彼女が軍籍を捨て、お水の世界に足を踏み入れたのかは不明である。
現在のチェルシーの姿はホステス向けに換装したものらしく、当時の彼女がどのような容姿をしていたのかは明かされていない。
彼女にとってこの過去は余程秘密にしておきたいもののようで、意図せず秘密を知ってしまった主人公に対して、決してこのことを口外しないよう、半ば脅迫のような形で言い含めている。
でもきっと知ったら殺られるに違いない……!!
私達は何も知りません! イェス! マム!!