概要
学校に通う傍ら、空間転移らしき技能と淫靡かつ厄介な異能などを用いて人間を陥れる《蟲》から人々を守るべく、対抗手段となり得るスーツと、鍛錬によって身に着けた感知能力を駆使する討伐戦士の一人・セレスタイトとして日夜戦う娘。今作のメインヒロインでもある。
清楚かつ生真面目で優しく、様々な苦境に追い込まれようとギリギリのところで戦意や気丈さを失わずに抗おうとする精神力を持つ。
頭も悪くないのだが、ただでさえ冗談や軽口などを言うのに不向きな性格なうえに、11歳頃まで合衆国で過ごしていたためか、口喧嘩はお世辞にも強いとは言い難く、かといって精神攻撃や悪意ある言葉などを受け流すのも苦手。そのため、機能こそ充実しているが見た目が特殊なスーツに関する辛辣な発言に対し、打てば響く太鼓のように反論するといった形で、相手の加虐心を余計にかきたてることや、特異な願望や執拗な責めなどに対して困惑することもしばしば。
ただ、相手からの暴言や調教により、スラングや淫語が染みついてしまうリスクの小ささにも繋がっている。
良くも悪くも非情になり切れないところもあり、それが蟲でありながら妙な美学や交渉の余地のあるものに多少の理解を示す器の大きさや柔軟性として発揮され、結果的に、とある少女や自身を救う鍵となったことがある。だが、時には反省の余地の少なさなどの問題を抱えた人間の逆恨みを買うことや、脅迫などをされる隙になったこともあるため、下記の友人にその点について複雑な思いを抱かれている。
その他、原作者曰く泳ぎが苦手との事で、40cm泳ぐのがやっと。
DLsiteでのスピンオフ作品では、元来の性格は然程変わっていないものの、原作以上に精神力が高いキャラとして登場したのか、相手の執拗かつ無駄に手数の多い精神攻撃や、不特定多数の人間を巻き込んだ淫靡な責め、数日間に渡る飼い殺しのような仕打ちなどに、心身ともに打ちのめされながらも、気力だけで再戦や抵抗の意志を示すといった、悲痛なまでに凄まじい奮闘ぶりを見せた。
もっとも、精神力に体が追いつかず、羞恥や快楽と、それに抗おうとする意志の板挟みの末に、気絶などに陥ってしまう描写も描かれている。
また、時には、人外の子供を出産した直後に、子供をないがしろにするような発言をした相手を咎めつつ、子供をかばう等、明後日の方向に優しさや精神力の強さが発揮されたことも。