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私からボクへ

わたしからぼくへ

「私からボクへ」は、コータ氏によるオリジナル漫画作品であり、「自称高性能アンドロイドちゃん」のスピンオフ作品である。
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概要編集

コータ氏によるオリジナル漫画であり、「自称高性能アンドロイドちゃん」のスピンオフ作品である。


夏休みにひょんな事から自分を高性能と豪語するアンドロイドを拾ってしまい、幼馴染の少女と共に自宅で暮らす事となった少年のドタバタコメディー漫画。

本編である自称高性能アンドロイドちゃんとは違い、唐突なシリアス展開は無く、終始コメディー展開である。

だが、描写の所々にアンドロイドちゃん本編との繋がりを匂わせる要素がある。


登場人物編集

  • 健太(けんた)

本作の主人公。

夏休み、親がいない事をいい事にグータラ三昧を過ごそうとした矢先、捨てられていたアンドロイド『メグ』と目が合ってしまった&半ば強引ではあるが、ポテチを食わせてしまったせいで、付きまとわれた挙句勝手に家に住みつかれてしまい、幼馴染の少女『五十鈴』と共に夏休みの期間中同居する羽目になった少年。

粗暴で、喧嘩っ早くメグの言動に度々キレては怒鳴っている(とはいえ、メグの言動を鑑みれば、押しかけ居候の身で同居生活の気遣い、家主への礼節や弁えた態度も見せない相手に怒りや不快感を露にするのも無理はないため、本来の性格は粗暴とまではいかないかもしれない)。

初期の頃は、怒鳴るだけでなく制裁(と言っても追い出そうとしたり、頬をつねったりと言う軽度のもの)を加えていたが、物語が進むにつれて制裁はしなくなった。

その反面、博識な所もある。

何処か、アンドロイドちゃん本編の主人公である瀧と顔が似ていたり、イニシャルが『K・A』だったりと関係性を匂わせる要素が多々存在している。

後、瀧同様顔芸はするものの、彼と比べると頻度は少ない。


  • メグ

本作の顔役とも呼べるアンドロイド。

捨てられていた所を通りすがりの善意を垣間見せただけの健太に勝手にストーキングして無理矢理家に押しかけそのまま(勝手に)住み着いた傍迷惑なポンコツアンドロイド。

容姿的には小学校低学年くらいの少女の外見をしており、その外見に違わず、と言うより幼い子供に対して気遣われる風潮を逆手に生意気でずる賢い性格であるが、五十鈴の様な自分に優しくしてくれる人間には素直な良い子である(見方によっては媚を売ってるとも見れる。実際に五十鈴が登場した途端に、健太に対する態度が露骨に悪化している。多分、コレは夏休みが終わったら五十鈴の家に厄介になろうと言う魂胆だろうと思われる。とはいえ、健太に対して悪し様に振る舞っていい理由にはならないが)。尊大な面を自覚なく晒しており、健太との出逢いの時点で住所不定で道端の草を食べる瀬戸際でなりふり構ってられなかった点に同情の余地はあったが、手を差し伸べた相手への謝意もなく厚かましい要求ばかり優先している。同居後も、最低限に弁えたりと言った姿勢を取ることもほぼない。

アンドロイドちゃん本編に出てくるエナとは違い、盗み食い等はまだしていないが、健太の「命より大事な宝物(レアカードコレクション)」という言葉に対して、「健太の命よりプリンの方が良い」と言ったり、かき氷の早食い勝負を無理やり吹っ掛けておきながらわざとゆっくり食べて健太が頭痛で苦しんでいるのを嘲笑ったりと、悪い意味で無邪気なだけのエナとは違い性格に悪質な面が目立つ。が、あえてフォローしておくならば、前者は言っただけで実際に売ろうと行動に移した訳でもなく(やっていたら確実に追い出されてるだろうし)、後者は健太自身が挑発に乗りやすい性格だった為に起きた結果である為、性格に悪質な部分はあれど、エナに比べて常識的ではある。(比較対象が最底辺過ぎるだけの気もするが、エナとは違いコレと言った問題を起こしてはいない為、どちらがマシかと言えばメグの方に軍配が上がる)

また、健太のお世話をすると自分から言っておきながら、五十鈴が料理を作っているのを手伝いもせずに、ゲームをしながら待っていただけな当たり仕事に対する意識は著しく低い、と思われていたが、物語が進むにつれて五十鈴に料理の仕方を教わろうとしており、『スーパーこうせいのう』である事にあぐらをかき、マスターである瀧の役に立つ気ゼロなエナとは違い、(恐らくは五十鈴の)役に立ちたいと思う意欲はあるようである。

キチンと教えればある程度はこなせるようで、自作のクマタニ(本編で登場したクマのぬいぐるみ)を作っている。

後、色々と表情が豊かで顔芸を何度か披露している。

姿形は違うが、口癖の「はわ」や「スーパー高性能」を自称、何処かポンコツな所など、アンドロイドちゃん本編のケイと似通った部分がある。最近ではケイも顔芸も披露する事が多くなり、ますますケイ=メグ説が濃厚となっている。


  • 五十鈴

本作のヒロイン。

健太の幼馴染で、夏休み期間中健太の母親に頼まれて、健太宅へ居候する事となる。

性格は温和で優しく、「困った時はお互い様」がモットー。一人称は「ボク」

メグが健太を怒らせて、それを五十鈴が庇う。と言うスタンスであった為、「メグが増長するのでは?」と言った懸念があったが、かき氷を貰った後にお礼を言うようにメグに言ったりするなど、常識的な事を教えていた為、別段甘やかしてはいないようだ。(ただし、悪知恵もついた模様)

家事スキルは高い反面、頭はそこまで良くは無い。

アンドロイドちゃん本編の主人公である瀧と同じ髪の色をしており、心優しい性格とかも似通っている。


本作にて出ている用語編集


  • アースターク

本作にて、メグを作ったとされる企業。

元々は、激安の服を取り扱う企業だったようだが少し前にアンドロイド事業にも手を出した。との事。

メグ曰く小さい企業らしい。


  • 月城

アンドロイドちゃん本編でのヒロイン、咲幸の苗字と同じ会社名の企業。

結構大手の企業らしく、月城を超える企業になる事がアースタークの目標とのこと(メグ曰く)



自称高性能アンドロイドちゃん本編との関係性(ネタバレ注意)編集

前述の通り、今作は『自称高性能アンドロイドちゃん』のスピンオフであるが、アンドロイドちゃん本編とどう言った関係なのかは明かされないまま連載された為、所々に出てくる要素から様々な考察(例を挙げるなら、今作はアンドロイドちゃん本編の過去編では無いか?と言う説)が飛び交っていた。


そして…。






****注意!ここから先は「私からボクへ」第9話のネタバレが含まれています。****








五十鈴の指導のもと、クマタニを作ったメグは彼女の高性能っぷりを賞賛しつつ、「他にも何か作ったものはないか?」と問いかける。

その問いに、五十鈴が課題で作ったアンドロイド(と言ってもダンボールと折り紙で作ったハリボテではあるが)をメグに見せた。


メグ「な、何ですか!?このスーパー高性能アンドロイドはァァァァァッ!!?」


それを見たメグは上記のセリフを顔芸を披露しながら叫ぶ辺り、凄まじく精巧な作りだった模様。

ベタ褒めしつつ、そのアンドロイドの名前を問いかけるメグ。そして、五十鈴が答えたアンドロイドの名前が、


五十鈴「この子の名前はね、ルナって言うんだ」


アンドロイドちゃん本編にて、ヒロイン咲幸に付き従う『ルナ』と同じ名前であった。

なお、このルナは親戚のおじさんが気に入ったらしくあげたとの事で、そこからアンドロイドちゃん本編のルナが誕生したのではないかと思われる。


一方の、健太もアンドロイドを作っており、ソレを見たメグは小馬鹿にしたような反応を見せていた。

そんでもって、そのアンドロイドの名前も聞く。


メグ「ところで、この自称高性能アンドロイドちゃんにお名前とか付けてるんですか?」

健太「テメェが自称って言うんじゃねぇ」

五十鈴「何か可愛らしい名前付けてたよね?確か…


エナちゃん」


健太が作っていたのはアンドロイドちゃん本編で顔役として出ているエナであった。

この話により、本作はアンドロイドちゃん本編の過去を描いている説が濃厚となった。

ルナとエナ、この2体のアンドロイドがどの様にして生まれるのか?

今後の展開が楽しみである。


関連タグ編集

自称高性能アンドロイドちゃん

オリジナル漫画

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