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概要編集

コータ氏によるオリジナル漫画。

2021年10月より投稿開始。


近未来高性能なアンドロイドが色んな場所で働く世界。フリーターの主人公と、自称「すーぱーこうせいのう」のポンコツアンドロイドのエナ。そして2人を取り巻く個性豊かなキャラクター達がお送りするドタバタコメディー漫画。


アンドロイドちゃんの基本ストーリーはドタバタなコメディー展開が主であるが、いきなりシリアスな展開が起こったりと、先が読めない。

エナや瀧をはじめとする登場人物のバックボーンには所々、謎が隠されており様々な考察が飛び交っている。



登場人物編集


瀧くん


本作の主人公。

アンドロイドを買うのが夢で、20万と言う安さに釣られエナを購入してしまった不幸なフリーター。

心優しく、エナがポンコツだと知っても返品せずそのままにしたり、ある少女に「彼氏役になってくれ」と言われ、なんやかんやで承諾したりしている。その性格故か、彼を慕う女性は多い。…が、恋愛毎に関しては鈍感である。

スポーツ万能で腕っぷしが強く、学生時代にイジメをしている不良を叩きのめしたり、サッカーの助っ人をやってたりしていたが、高校三年後期の頃に何かしらあったらしく、学校に行かなくなったと言う暗い過去がある。

基本、エナがトラブルを起こそうが、理不尽な目に遭おうが叱る事はあれど怒ってエナに制裁を加える事は無い。

ただしストレスはあるようで、ルナと咲幸がエナっぽくなる悪夢を見て、『もう自称高性能は嫌だ』とルナと咲幸に泣きつくほど追い詰められた事がある。なお、エナに対するストレスなのかどうかは不明ではあるが、35話の冒頭にて、精神安定剤のような薬を服用している描写がある。

女子高生達にエナを見せた際、あまりの可愛さにエナの本性を知らずに「エナちゃん、欲しいなぁ」と言う発言に対して、「だったら上げようか?」と無責任な事を言いかけたりと、本心ではエナを手放したいようである(恐らく、女子高生にエナを渡したら、彼女らが自分の様にエナに振り回されるだろうと考えたからだと思われる)

とまぁ、前述の通り怒ることが無い彼であるが、過去の回想にて一度、本気で激怒した事があり、その際にはアンドロイドであるルナですらも驚愕する程の力を発揮した(その際、瀧は何処かに殴り込みをかけに行こうとしており、ルナはそれを必死で押し留めていた)

基本、ツッコミ担当ではあるが偶にボケをかましたりする。後、顔芸が多い。



Twitterのフォロワー1万人突破‼


本作の顔役でキーパーソン。

身長が人の膝くらいで幼児よりも小柄な体格、舌足らずな喋り方。そして何よりも、ウザい笑顔が特徴の自称「すーぱーこうせいのう」のアンドロイド。

マスターをお世話する為に来たらしいが、お世辞にもその能力は高いとは言えない。

例を挙げるなら、

・料理の指示に、茄子のみを皿に置く(切り分けてすらいない)。

・掃除は全くせず散らかす。

・計算は指の数(二桁)以上は出来ない。

・食事を運ぶよう指示されても、我慢できずに食べた挙げ句に嘘を言って誤魔化す。

・意に沿わない状況に直面すると泣き喚く。

・やって良いことと悪い事の区別が分からない。

・そもそもな話、お世話をすると言っておきながら、全くお世話しておらず、逆に瀧に世話をされている始末である。…お世話って一体何だっけ?

性格は見た目通り幼くワガママで自己中心的なため、マスターの命令やお世話もすぐ投げ出してしまう。その為、上記の振る舞いから何度も返品されている。(本人曰く、頑張ってるつもりらしい)その都度、「ママ」なる人物に怒られており、今度こそ返品されたら解体される予定だったのだが、瀧が返品を踏みとどまった為、その心配は無くなっている。

しかし、何かしらトラブルを起こすトラブルメーカーであり、主なトラブルは以下の通り。

・お菓子の盗み食い

・ワガママを言って瀧を困らせる。

・家事の放棄

・ハロウィンやクリスマスと言ったイベントを盛大に勘違いする(例えばハロウィンはお菓子をいくらでも貰える。と思い、他の子供達の分も考慮せず、追加のお菓子を要求していた)

・好奇心でペットを捕獲し、(飼い主が判明した後でも)自分のものにしようとする。

・盗み食いを素直に認めようとせず嘘をつく。

・逆に自分が食べたかったプリンが、瀧に食べられた場合はそれが元々瀧の分であろうと逆ギレし泣き喚く。

と言ったトラブルを起こしている。だが、そう言ったトラブルを起こして起きながら瀧達に怒られたり制裁を喰らう。と言った描写は皆無に等しく、制裁と言っても、強引に布団やコタツを片付けられたりする。自分が散らかしたポテチの袋を被って何も見えない事に泣き叫ぶ(要は自爆)と言う軽めのものである。

ポンコツ扱いされているが、その小型な体型を考慮すれば身体能力自体は低い訳ではないので(現に嗅覚が警察犬並に鋭く、離れた場所でプリンの匂いを感知していた)、無能と言うよりも身勝手な性格故に、「自分の問題点を客観的に認識できず、かと言って何が問題なのか省みたり理解しようとしない」ので「仕事を投げ出さない」どころか「ちゃんとやり遂げようとする意思」がないので、小さくても出来る仕事すら任せられないのが現状。そんな訳でお世話アンドロイドと言うよりかは、阿具根家のマスコットである。

食欲も旺盛で、食べる量は大人一人前以上食う(本作のアンドロイドは少量の食事で済む)。…家計とか大丈夫なんだろうか?

ケモ耳型のアクセサリーだが、取り外しは可能で、特に何かしらの機能があるわけではない。

実際の所、何の為に作られたのか…と言うか何故表に出されたのか謎であるのだが、過去の回想とかで色々と意味深な伏線は存在している。

いつか、エナに関する謎が解ける時が来るのだろうか…?それは作者のコータ氏にしか分からない。


  • 月城咲幸(つきしろさゆき)

月城 咲幸


本作のヒロインの1人で瀧の幼馴染。

会社の令嬢であり、常にアンドロイドの「ルナ」を従えている。

一見、優しそうな印象ではあるが、実は愛が重く、瀧に迷惑をかけたりする者を決して許さない。とはいうものの、エナの瀧に対する悪行の数々を目の当たりにしながらもエナに対し何もしない、という矛盾がある。(理由は後述)

だが、ポッキー回で、盗み食いをやらかしたエナを見る目(その時、咲幸はエナをゴミを見るような目で見ていた)を見る限り、やはり何かしらは思っている模様。

怒った時には「スクラップにする」をよく口にする。

小学生の頃は暗くてマイナス思考が酷い子供であったが、当時の瀧が「何があっても俺は月城(この時の瀧は咲幸の事をこう呼んでいた)の友達だ」と言ったのを思いっきり拡大解釈した結果、現在のような性格となった。

一方的な片思いを拗らせた挙句、恋人関係でもないのに嫉妬を暴走させる典型的なヒドイン(まぁ、瀧の方も瀧で鈍感な部分もあるので、どっちもどっちではあるが…)

瀧の過去を知る人物の1人で、色々と物語の核心に近づきそうな意味深な台詞を言ったりしている。

また、現時点では不明だがある目的の為に瀧の家にエナを置かせているらしく、エナが起こすトラブルを愚痴った瀧に「君にはエナが必要だ」と言っている。

それ故に、エナが起こすトラブルに対して前述の通り傍観をしている模様。


  • ルナ

センシティブな作品


咲幸が従えているアンドロイド。

エナとは違い、色んな事をこなす事が出来る「真の高性能」(瀧君談)

性格は冷静沈着で、礼儀正しく相手が自分よりも能力の劣るポンコツアンドロイドだろうと、様付けし丁寧な言葉を崩さず、滅多な事が無い限り表情が変わる事が無い。エナの「何か面白い事やって」と言うめちゃくちゃな無茶振りにも怒る事なく、中国雑技団レベルの大道芸を披露をクールにこなすなどポテンシャルも高い。

また、54話ではエナの描いたクマなのか何なのか分からない絵(実際、絵を見た瀧はタヌキ、クマ、コアラと思いつく限りの答えを言ったが、全部エナに違うと言われてキレられた)を見てエナの描いた絵を分かっているような表情で、「アレっ…ですか?」と答え(何故か)エナを納得させているが、本気で分かっているのか、それとも、ここで否定したらエナがうるさいだろうからただ話を合わせているだけなのかは不明である。

その一方で、かなりの毒舌家であり、瀧を愛していながらも全く進展させない咲幸に「チキン野郎」と言ったりするなど結構毒を吐く事もしばしば。

ちなみに瀧の好感度が最も高く、その事で咲幸から怒りをしょっちゅう向けられてる。

その事(無論、瀧が自分に向けてる好意の事)について本人は平静を装っているものの、頬を染めてる辺り、まんざらではなさそうだ。


  • ケイ

センシティブな作品


本作のヒロインの1人で、瀧のバイトの同僚。某外世界観測用自立型人工知能ではない。

第七世代型のアンドロイドであり、ずっと瀧のお世話型アンドロイドになりたかったようだが、瀧がエナを買った事により、頓挫する事となった。それでもめげずにお世話型アンドロイドの座を狙ってる模様。

女の子なのだが、ボーイッシュな見た目な上に一人称が「ボク」であった為、瀧にずっと男性型アンドロイドと勘違いされていた。(実は一つ上のサイズのユニフォームを着ていたので、着痩せしてある部分女性的なことも隠れていた。)

性格は至って献身的ではあるものの何処か抜けており、瀧の説明を聞いて、エッチな妄想をする等、エナとは違ったポンコツっぷりを見せる。口癖は「はわっ」であり、驚いた時とかに出る。それと、エナに負けず劣らずの大食いでもある。

エナと初めて会った時、エナがケイを見て、自分の知ってる誰かと似ていた為か、「エナ、会った事ある?」と瀧に溢していた。

それとスピンオフ作品に彼女に似た(と言っても口癖や仕草だけで姿は全然違うが)アンドロイドの『メグ』が登場しているが、今の所両者の因果関係は不明ではあるものの、あまりにも似通った部分が多いことから、「メグはケイが改修を受ける前の姿では無いか?」と考察が立てられている。

最近ではメグのような顔芸を披露したりしており、ますます前述の考察が濃厚となっている。

(ケイもメグも漢字に直すなら恵の字となるので、これも伏線なのかもしれない)


  • ハル/藍川波瑠(あいかわはる)

自称高性能アンドロイドちゃん【27】


本作のヒロインの1人で瀧や咲幸の後輩。

元は人間の男性であったが、病気で死にかけであった為、アンドロイドの体に移植して女性の姿となった。ちなみに、何故女性ボディだったのかと言うと、女性ボディが適合率が高かった為と、ハルに合わせたボディを作るのに時間がかかり、尚且つハル自身に残された時間が少なかった為である。

人間だった頃(その時のハルは眼鏡をかけた可愛らしい少年だった)、瀧の男らしさに憧れいつか瀧のような「男の中の男」になりたいと夢見ている。それは手術で女性アンドロイドとなった今でも変わっていない。

無自覚に毒を吐く事もしばしばあり、一度それで瀧に息の仕方を忘れるほどの精神ダメージを与えている。

ちなみに現時点のヒロインの中で、エナと会うのは遅めである。

エナと出会った時に「可愛い!」とはしゃいでいたが、何気に今後の展開で無自覚にエナに毒を吐いて泣かせる展開がありそうである。


  • 「ママ」

本作で最も重要な鍵を握るだろう人物であり、エナの性格を形作った全ての元凶でもある人物(詳細は後述)

エナを作った人物なのか、それともエナの母親代わりをしていたのかは現時点では不明である、が恐らく前者だろうと思われる。

エナに二桁以下の足し算と引き算を教えていたり、お世話用アンドロイドとしてマスターの元に行く間の面倒を見ていたようだ。

エナの自身が高性能と認識している担保は、実はママからの言葉のみで、エナが返品されても必要水準の家事能力どころか最低限の常識や、従順である事も学ばせなかったため、エナの中でマスターよりママが上にあり、そのせいでママ以外の気に入らない言葉を受け付けず、成長の余地を殺していると言う最大の欠陥(ただし、これはエナが本当にお世話型アンドロイドであると言う前提だが)を抱えたまま、エナを出荷しており、まるでエナが誰かの手に渡るために焦っていた節がある。…「それが原因でエナが購入したマスターに破壊される可能性とか考えなかったのか?」とツッコミたいが、それを考慮する余裕が無かったんだろうと思う。

それが仇となったのかは分からないが、35話の回想にて何かしらの事件に巻き込まれ、エナの目の前で何者かに襲われたらしく、その後の生死は不明。なお、その際の描写(『エナだけは…』と言うモノローグと共にノイズが走っていた)から「ママはアンドロイドなのでは?」と言う説も浮上している。

姿は見せてはいないが、エナがママの絵を瀧に見せた際は、「俺の知っている奴に似ている」と驚いていた為、瀧の知り合いの可能性が高い。


  • 巻田真希(まきたまき)

偽りの優しさ


本作のヒロインの1人(だと思う、多分)

瀧が勤務しているコンビニの常連のサイボーグの女子高生。

通っている高校で、不良に絡まれておりそれを解決する為に、瀧に偽物ではあるものの「彼氏」になって欲しいと頼んだ。

初登場時は、名前は公表されてなかったが、瀧の「彼女」になる際に、名前を明かしている。

口が悪く、触れればキレるナイフの様な横柄な性格をしている。苗字の「巻」と名前の「真希」を合わせると「マキマキ」となるが、それをあだ名にされるのを嫌っており、うっかりソレを言おうモノなら烈火の如く怒り狂う。

現在、エナと出会っていないヒロインであり、もし出会ったらどうなるのか気になる所である。多分、性格からしてお仕置き&お叱り要因になる可能性が高い。


  • 恵瑠(える)

瀧のもう1人の幼馴染。

瀧曰く「中学卒業以来、引っ越してしまい会っていない」との事。

咲幸とも面識はあるようだが、激しい敵意を向けており彼女の前で恵瑠の話はタブーとなっている。

実際、瀧がその話をした際には、一瞬で機嫌が悪くなっておりソレほど嫌っているようである。

存在自体は瀧の回想云々で匂わせてはいたが、50話にて目元を隠した形で登場した。姿は、エナを大人にし、猫耳の様な飾りを外した様な姿であり、エナとも何かしらの関係がありそうな感じではあるが現時点では不明。

性格は、おっとりとした雰囲気ではあるが、咲幸とは互角、それ以上に瀧への愛が重そうである(その時、瀧の写真を壁紙にした画面の割れたスマホを見ながら「愛しのたぁ〜き君」と言っていた)

これからどんな形で瀧達の前に現れるのか気になる所である。


  • モッチー

センシティブな作品


34話に登場した某世紀末リーダー伝に出てくる主人公が飼っている犬に似ている「もち犬」と呼ばれる種類の犬(本画像の右)

コータ氏が描いている「もち犬シリーズ」から登場しており、所謂ゲスト出演である。

首輪から抜け出し、一匹でいた所をエナが発見、保護(というよりも捕獲)し、瀧の元に連れてきた。

エナ本人はモッチーを飼いたかったようだが(モッチーと言う名前をつけられている事を知らないため「ジョニー」と言う雄感バリバリな名前を付けていた。ちなみにモッチーの性別は不明である)、飼い主(本画像左の眼鏡っ娘)が来たため、エナは飼い主本人が目の前にいるにもかかわらず「返せ!」とゴネていたものの結局、飼い主に返す事となった。その際、瀧と飼い主が話している内に良い雰囲気になり、「また、会えると良いですね」と去り際に言っていた。なお、この事を咲幸に見られ、軽く修羅場になったのは言うまでもない。

「モォン!」となぜか牛みたいな鳴き声で鳴く。…犬なのに牛の様な鳴き声って どういうことなの・・・


用語解説編集

  • アンドロイド

少し未来のお話と言う設定のもと、人手不足の問題を解決するために導入されたのがアンドロイド計画であり、技術の発達により人間と同等の情緒を持ち、人間が出来る仕事のほとんどをこなすレベルの技術水準に達している。

目にスイッチのマークの有無で見分けることが可能。

一般人でも購入可能とあるが、相場は1000万円、安くとも500万円。

エネルギー補給に、人間と同様経口摂取で同じ食物を、少量(外伝作品によると、道端に生えている草でも十分に行動可能なエネルギーを補給が可能)で済ませられる模様。

最新型は第八世代型であるが、第七世代型のケイでも人と同じ情緒を持っている。

尚、53話で明らかになった事だが、第八世代型は大手企業でしか作ることの出来ない超希少なアンドロイドとの事(ケイちゃん談)

頭部に着けている飾りは、センサーの役割を果たしているが、エナの物にはその機能は無い。

作者のツイッターによると、第四世代以降は法律で守られているとのこと。


関連作品編集

同作者によるスピンオフ作品。

一組の少年少女と一体のアンドロイドの一夏の思い出を描いている。

基本、ドタバタコメディーなノリで、唐突なシリアス展開は今の所無いが、アンドロイドちゃん本編との繋がりを匂わせる描写がチラホラある。時系列は明かされていないものの、アンドロイドの格好(アンドロイドちゃん本編では瞳にある電源マークでしかアンドロイドか否かを見分けられなかったのに対し、私からボクへでのアンドロイドは顔に線が入っていたりと、一目でアンドロイドだと分かる見た目をしている)や第9話あたりの描写からアンドロイドちゃんの前日譚では無いかと考察されている。


  • もう一体の自称高性能

これは、reload氏が書いたアンドロイドちゃんの二次創作であり小説作品。

瀧が購入したエナとは違うもう一体のエナが居たら?と言う設定で書かれており、そのもう一体のエナが本当の高性能になるべく小説の登場人物達に時に怒られ、励まされながらも奮闘する成長物語である。

もちろん、アンドロイドちゃん本編の登場人物も登場する。


関連タグ編集

オリジナル漫画


外部リンク編集

自称高性能アンドロイドちゃん

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