漫画『双亡亭壊すべし』の主人公の一人。
父親とともに双亡亭に引っ越して来た小学6年生の少年。柘植紅の弟、両親が離婚しているため苗字が異なる。普段は絵を描くことが好きな大人しい性格の少年で、いじめられっ子らしく気弱な面を見せるが、いざという時は困難に立ち向かう強さを持つ。
同級生にいじめられていたところを凧葉務に助けられ、それがきっかけで親しくなる。務との何気ない会話から双亡亭の探検に向かい、自分を迎えに来た父が人ならざる者に変貌するのを目撃してしまう。
その衝撃や父の窮地を前にして何もできなかったという後悔から茫然自失の状態となるが、双亡亭に対する激しい憎しみの感情を抱くようになり、彼と同様に双亡亭に対する復讐心を持つ凧葉青一と行動を共にする。
その境遇と歳が近いせいか青一とは仲がいい。青一からは「ラクロー」と呼ばれている。
双亡亭に入ってから体質の変化が見られ、夜目が異様に利くようになる。
また、本編が進むにつれ、上記の精神面の強さなどを侵略者に警戒され始め、務とともに狙われるようになった。