漫画『双亡亭壊すべし』の主人公の一人。
立木緑朗の姉。緑朗とは姉弟仲も良かったが両親が離婚したため、母の実家に暮らしていた。
代々続く刀巫覡(かたなふげき)という巫女で、小刀を使い厭魅(のろい)を断ち切る。
現役の巫女で日本一と名高く、人外の者を前にしても凛としている気品を見せるが、弟の事となると取り乱したり都会で道が分からず号泣したりするなど、日常生活では気弱さや情緒不安定な一面ものぞかせる。
母は紅が天賦の才を持っていた事から刀巫覡を継がせようとしたが、父はそれに反対し、その結果両親は離婚。修行の為に九州に移り住むことになり、緑朗とも離れ離れになっていた。
そして3年の修行を終えて、やっと緑朗と再会できると思った矢先に、緑朗が双亡亭に関わってしまい、双亡亭を破壊する為に青一と共に行ってしまった。
刀巫覡の実力と緑朗の一件から政府直々の依頼を受け、緑朗が青一と共に双亡亭に入る前に先回りして双亡亭を破壊する為、凧葉務と双亡亭破壊作戦に加わることになる。
後に大分県立九重高等学校で生徒会長を務める。
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子供のころ、自らの不注意で火事を引き起こし、緑朗の背中に大やけどを負わせたことを気に病んでおり、その贖罪の気持ちから母や祖母から課せられる巫女としての厳しい修業に耐えていた。
緑朗についてはやたらと過保護なのは、これによるもの。
双亡亭突入時に肖像画へ取り込まれた際、その当時の記憶を突かれて体を乗っ取られそうになるも、凧葉の助けを受けて生還する。